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中央労働災害防止協会(中災防)
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健康づくり・メンタルヘルスケア

運動機能検査値の新5段階評価

 

運動機能検査値の新5段階評価について〜働く人の運動機能の現状〜

はじめに

運動機能検査は、1988年に労働省(当時)から公示された「事業場における労働者の健康保持増進のための指針(働く人の心とからだの健康づくり:THP)」の中で、健康測定の項目として必要に応じて行うこととされており、THPなどの健康づくりを展開する事業場の中で広く実施されている検査の一つです。

中災防では、この運動機能検査を実施している事業場の比較基準に資するため、「働く人の運動機能検査値の実態と5段階評価値について」を1995年に公表しました。
しかし、働く人の生活環境や職場環境の変化、検査実施者の世代の違いなどにより、運動機能検査結果も1995年当時の結果とは異なる値に変化していると考えられます。さらに、当時の雇用制度から、60歳以上のデータ収集が難しかったため、59歳までの評価値の提供にとどまっていましたが、雇用制度の改正による働く人の高年齢化から、60歳以上の評価値の公表を望む声が多く出てきました。
そこで、2004年以降の運動機能検査結果から、新たな5段階評価値を作成しました。
なお、THPの運動指導の際に用いている5段階評価表は、今後はこの新評価値に改めます。

対象

新評価値の対象は、2004年4月〜2009年3月までの5年間に中小企業の取り組みを支援する目的で実施された「THPステップアップ プラン事業」のモデル事業場から、全国の労働者健康保持増進サービス機関を通じて提供された運動機能検査の結果を用いました。対象数は、36,998人でした。

項目と結果

運動機能検査の項目は、握力(筋力)、上体おこし(筋持久力)、座位体前屈(柔軟性)、全身反応時間(敏しょう性)、閉眼片足立ち(平衡性)、(間接法による)最大酸素摂取量(全身持久性)の6項目。 各項目の性、年齢別平均と標準偏差を表1〜6に示しました。この値を基にした新評価値は表7のとおりです。

なお、本報告は、日本産業衛生学会職域身体活動研究会世話人との共同研究により、第85回日本産業衛生学会で発表しました。