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各国情報・国際関係

EU OSHA 安全衛生キャンペーン資料 E-FACTS 32「リスクアセスメントの実施においてよく見られる誤り」

2009年2月27日

EUにおいては、リスクアセスメントをテーマとした安全衛生キャンペーンが展開され、 多くの資料が欧州安全衛生機構(EU OSHA)のウェブサイトで提供されている。

この中のE-Factの32においては、リスクアセスメントにおいてよく見られる誤りと正しい進め方が示されている。 その項目を紹介する。

計画段階における誤り

  • 作業者などの実務に詳しい者を参加させない。
  • 遂行する能力を有する者に担当させない。
  • 作業内容を知らない専門家に依頼する。

実施段階における誤り

ステップ1 危険有害要因の特定
  • リスクを見落とすか、過小評価する(例えば心理的要因)。
  • 安全と思いこむ。
  • 長期的健康影響を見落とす。
  • 作業マニュアルだけを対象とする。
  • チェックリストだけを頼りとする。
  • 補助的、臨時的作業のリスクを見落とす。
  • 事故、疾病の記録を残さない。
ステップ2 リスクの程度の評価
  • リスクの検討が不十分。
ステップ3 リスクへの対策の決定
  • 対策の優先順位付けが不適切。
ステップ4 リスクへの対策の実施
  • 対策の実施によって別のリスクが生ずる。
  • 対策の決定において、作業者の意見を求めない。
ステップ5 実施結果の評価と見直し
  • 実施した対策の効果を検討しない。

記録作成段階における誤り

  • 後日に必要な記録を残さない。

原資料の題名と所在

EU OSHA E-Fact 32 別ウィンドウが開きます  Common errors in the risk assessment process (23.09.2008)

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