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中央労働災害防止協会(中災防)
JISHA-ISOマネジメントシステム審査センター
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JISHA-ISOマネジメントシステム審査センター

〜OSHレベル評価「J-First」第1号の評価を受けて〜

個々が行動する文化の醸成と考える安全構築のために。
川崎重工業株式会社様に聞く

OSHレベル評価サービス「J-FIRST」は、第三者からの「OSHレベル評価」により事業所・職場の組織が、そして組織を構成する個々人に対して、効率よく安全衛生管理・活動を深化することが可能なサービスです。本サービスを利用することで、事業所の強みだけでなく改善の余地がある箇所も含めた実情を把握できるだけでなく、事業所の労働安全衛生管理が適切で持続可能であることをアピールすることが可能です。

今回サービス受審の背景や経緯、感想や受審を通じて改善されたところを川崎重工業株式会社神戸本社人事本部安全保健部安全課課長 平 幸親 様と西神戸工場勤労安全課プロシニア 山本 栄 様にお話頂きました。

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――本日はよろしくお願い致します。まずは『J-FIRST』受審の経緯をお聞かせください。

平 はい、大きなきっかけとして3つありました。1つ目は、ISO45001制定を見据え、安全衛生管理体制の強化を行いたかったということがあります。PDCAサイクルによるしくみとして、できていない部分を明確にして、改善に取り組む体制を構築できればと考えました。2つ目は、指標を設定することで見える化し、あるべき姿やありたい姿に対して、数値評価してもらい改善に繋げるという狙いです。

写真 平 幸親 様平 幸親 様

――評価を通じて現状を見える化し、改善するべき事柄が明確になることで、管理の実施事項を整えることがより容易になりますね。

平 そうですね。漠然とした指標では、推進力にならないと考えています。最後3つ目は、これまでも、本社としても監査を行い、良い点を他事業所へ水平展開することに取り組んでいたんですが、あるべき姿に向かう改善には至っていないというのが現状でした。そこで、第三者からのパフォーマンス評価(レベル評価)を実施し、業界のベストプラクティスを示した提案をいただき、足りない部分を強化したいという狙いがありました。

――事業所としてはこの受審をどのように受け止められましたか。

山本 私は安全衛生の業務に就いて7年になります。OHSに取り組む中、喜ばしいことに4年半の間無災害が続いているのですが、それを継続していくためにも、今回の受審は良い機会だと思いました。また、自身のややもすればマンネリ化しているかもしれないOSHの取り組みを一度敢えてリセットし、リフレッシュするきっかけになればという思いもありました。今回、私どもの取り組みを多面的に見ていただき、自分の思い込みではないという評価を頂けたと感じています。

山本 栄 様写真 山本 栄 様

――その受審について伺います。実際受けられていかがでしたか。

山本 事業所の視点で驚いたのは、この「J-FIRST」は、数百項目にわたる質問が用意されていたことです。しかもそれが具体的で、安全衛生に関係が深いが、日頃の取り組みでは手が届かないエリアにまで踏み込んだものであったので、工場の安全衛生活動の全体像が今まで以上にクリアになったという実感を持ちました。

――具体的には、どういった箇所でしょうか。

山本 一例をあげると資材や物流に関するOSH事項です。そこまで踏み込むんだという驚きがありました。また、結果報告書で低い評価項目には指導用参考例が掲載されているのが非常に有益でした。これは今後の活動に有効に活用できると感じました。インタビュー中にも気付き・指導をしてもらい改善への道筋が見えて参考になりました。

――チェックリストの正誤だけではない仕組みの改善に向けたより具体的な気づきが提示されていたということですね。

山本 あるべき姿への種々の指導をいただき、「何をやるか」ではなく、「何をもたらすか」を認識しながら活動する必要性を感じることができました。

――本社のご感想お教えいただけますか。

平 西神戸工場のGood Point と Weak Point を示してもらったことで、できている部分とできていない部分を具体的に把握するところがよかったです。また、基盤評価(2日間)と総合評価(2日間)を通して、改善するためのベストプラクティスを示していただいた上で、どのように改善したらよいのか具体的な議論ができたのも大きいです。

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――なるほど、具体的な方針が見えてきたのですね
最後に、今後の予定お聞かせください。

平 毎年本社監査を実施していますが、今後はより一層ありたい姿や達成目標を追求することを掲げて、時間をかけて現場とやりとりしながらフォローしていきたいと考えています。その活動は、漠然とやるのではなく何のためにやっているのか、何をもたらすのかということを常に投げかけるような方法・しくみにしていきたいです。また、弊社は様々な事業に携わっていますので、今後その事業ごとに要求される適切なレベルを中災防やDNV GL社に教えていただきながら取り組んで行くことも考えています。

あと、これは話しが少し変わりますが、JISHA認定のOSHMSに加え、石油メジャー等からのHSE要求や、今後発行されるISO45001等を踏まえ、弊社にとって最適なマネジメントシステムを構築すべき時期にきているのではと考えています。あるべき姿に向かって継続的改善に取り組むため、当社にとって最適なマネジメントシステムを構築していきたいと考えています。仕組み+パフォーマンスをチェックして、どれだけ改善のためのアクションに落とし込めるかということが求められていると思いますので、そこを一層重視していくことが肝要だと考えています。

――おっしゃる通りです。各組織様また事業体に合わせた適切な評価方法を提案していくことは重要であると感じています。我々としても、チェックアクションに繋げられるようなしくみ構築のアドバイスをいかにできるのかは大きな課題だと感じています。その一つの選択ないしはツールとして「J-FIRST」をお選びいただき、組織のOSHの改善に活用していただければ大変嬉しいですね。今回はお時間いただきありがとうございました。

>インタビューを終えて。評価者側からのコメント

OSH評価サービスでは、最終的に10段階と業種毎のリスクレベルに応じた★の数(最高3つ)でレベルを示しますが、全ての業種において最高レベルの10が求められる訳ではなく、業種毎のリスクレベルに応じて適切なゴールを設定していただくことがあるべき姿と考えています。今回の川崎重工業様の評価結果はLevel 6 ★★★であり、この★★★は同種のリスクレベル業界のなかでは高いOSHレベルであることを示しています。

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