教育、セミナー・研修会

健康づくり・からだの安全

2018年度 「心とからだの健康づくり指導者等のための実務向上研修」研修内容

Aコース(都合により内容を一部変更する場合があります。)

【講義】働く人の健康づくりの動向(9時40分~10時40分)

<講師> 中央労働災害防止協会 担当者

【講義】Aコース「職場における新たな健康問題~座りすぎの現状と対策~」(10時50分~12時20分)

<講師> 東京医科大学公衆衛生学分野 主任教授 井上 茂
    講師 福島 教照
    講師 菊池 宏幸

からだを動かさない、長時間座りっぱなしの仕事が増えてきています。 一方で、座りすぎると健康に悪影響が及ぶことが様々な研究からわかってきました。 本研修では、座りすぎに関連した座位行動とは何か、その定義と評価方法の解説から始め、最近の勤労者の座位行動の現状について整理し、その健康影響を解説します。 さらに、実際に職場でどのような対策が行えるのか、保健指導や安全衛生教育に役立つ、座りすぎ対策をご紹介いただきます。

【講義・研究討議】「豊かな運動で高める脳フィットネス」(13時20分~17時00分)

<講師> 筑波大学体育系、ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター
教授、センター長 征矢 英昭

運動は、ヨガや太極拳などの超低強度運動でも前向きに楽しく行うことで、脳とりわけ前頭前野や海馬を刺激し、実行機能(注意・判断、計画・実行能力)や記憶能など認知機能を高めます。また、そうした運動を習慣化すると、前頭前野や海馬が肥大し認知機能の底上げが期待できます。本研修では、運動が脳に与える効果を解説し、その運動効果を発揮するのに重要な環境(自然環境、社会環境など)についてもご紹介いただきます。

Bコース(都合により内容を一部変更する場合があります。)

【講義】働く人の健康づくりの動向(9時40分~10時40分)

<講師> 中央労働災害防止協会 担当者

【講義】 Bコース「メンタルヘルス・リスクアセスメントとは」(10時50分~12時20分)

<講師> 北里大学 医学部公衆衛生学 主任教授 堤 明純
  東京医科大学 公衆衛生学分野 講師 小田切 優子

厚生労働省は、「第12次労働災害防止計画」を定め、(平成25年4月~平成30年3月までの5年間) その中では、メンタルヘルス不調を予防するという観点から、職場における過度のストレスの要因となるリスクを特定、評価し、必要な措置を講じてリスクを低減するリスクアセスメントのような新たな手法を検討することとしています。ここでは、そのメンタルヘルス・リスクアセスメントの内容について解説をしていただきます。

【講義・研究討議】「腰痛は脳で治す~心理社会的なアプローチ~」(13時20分~17時00分)

<講師> 東京大学 医学部附属病院 22世紀医療センター
運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座
講座長 特任教授 松平 浩

背骨や内臓の病気が原因ではない多くの腰痛に、腰ではなく、脳に治療の鍵があることが最新の研究から分かってきています。また平成25年、職場における腰痛予防対策指針が19年ぶりに改定され、新しいアプローチとして腰痛に心理社会的ストレスが影響しているかを把握することの重要性も明示されています。本講座では、その考え方や腰痛予防の具体的な工夫について学びます。

Cコース(都合により内容を一部変更する場合があります。)

【講義】働く人の健康づくりの動向(9時40分~10時40分)

<講師> 中央労働災害防止協会 担当者

【講義】Cコース「笑いによる心身の健康と健康指導への活かし方」(10時50分~12時20分)

<講師> 福島県立医科大学 医学部疫学講座 主任教授 大平 哲也

「笑い」がストレスや生活習慣病の予防としてどのように有効に働くかについて解説をしていただき、「笑いヨガ」の体験と実践方法を学びます。また、健康指導に活かすよう笑いを誘う実例についてご紹介いただきます。

【講義・研究討議】「からだの時計に合わせてベスト体調を作る食べ方」(13時20分~17時00分)

<講師> 有限会社クオリティライフサービス ライフスタイルデザインサービス 本部ディレクター 管理栄養士 田中 裕子

過度なダイエットや身体活動・運動の不足が指摘される中で、従業員の生産性を高いレベルで保つための健康づくりが注目されています。健康づくりのための食生活を正しく理解するだけでなく、積極的に運動を生活に取り入れ、食事リズムを整えるためどう食べるかについて職場や日常生活でできる活用へのヒントをご紹介いただきます。

Dコース(都合により内容を一部変更する場合があります。)

【講義】働く人の健康づくりの動向(9時40分~10時40分)

<講師> 中央労働災害防止協会 担当者

【講義】Dコース「睡眠負債を溜めないための働く人々の疲労対策」(10時50分~12時20分)

<講師> (独)労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 上席研究員 久保 智英
  (公財)大原記念労働科学研究所 上席主任研究員 佐々木 司

最近、睡眠負債という言葉が注目を浴びています。この用語は睡眠研究の中では昔から使われていますが、改めて注目されるようになったのは、睡眠が十分に満たされていない労働者が増えていることに関係していると考えられます。本研修では、睡眠科学の視点から、働く人々の眠気や疲労のあらわれ方や、その生体影響について紹介します。さらに、新しい過重労働対策として注目されている「勤務間インターバル制度」の実態や効果等について解説します。

【講義・研究討議】「~アドラー流~THP指導に活かす勇気づけコミュニケーション」(13時20分~17時00分)

<講師> ヒューマンハピネス株式会社 代表取締役 上谷 実礼

人生には健康をはじめとする様々な課題がありますが、中でも働くうえで、解決に困難な課題もあります。その課題を乗り越えるにはエネルギーが必要となりますが、そのエネルギーが湧いてくるような働きかけに勇気づけがあります。本研修では、勇気づけの心理学と呼ばれるアドラー心理学のエッセンスを活かした「勇気づけコミュニケーション」について学びます。また、グループワークを通して、自分自身の課題を乗り越えるためのエネルギーが湧いてくる効果を体験します。