全国衛生管理者協議会総会 平成19年度総会が開催されました
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 平成19年度全国衛生管理者協議会総会が平成19年5月31日に開催され、平成19年度事業計画等について全会一致で議決されました。また、総会では全国衛生管理者協議会会長・西本徳生(中央労働災害防止協会・常務理事)のあいさつ、厚生労働省労働基準局安全衛生部・労働衛生課主任中央じん肺診査医 一瀬 篤 様より、祝辞が行われました。その内容は次のとおりです。

全国衛生管理者協議会総会挨拶要旨
平成19年5月31日(木)
於:経団連会館
全国衛生管理者協議会会長
中災防常務理事 西本 徳生


写真:西本 徳生氏  全国衛生管理者協議会総会にご出席いただきありがとうございます。皆様ご案内のとおり、全国衛生管理者協議会は、情報の交換、相互の連携の促進、その他の支援を行うことによって衛生管理者の資質向上を図り事業場における労働衛生管理の充実に寄与することを目的に平成6年に設立されたものです。その後、メンタルヘルス対策、過重労働対策、リスクアセスメト、労働安全衛生マネジメントシステム、新たな課題への対応など従来に増して衛生管理者の役割が非常に重要になってきています。一方、全国衛生管理者情報交流会や昨年度から新たに実施しておりますブロック会議において、会員の皆様方からの地元での衛生管理者に対する支援活動を進めていく上での実情を伺っておりますと、労働衛生活動が活発で後継者も自力で育成していけるという高い意識で取り組んでおられる事業場がある一方で、「衛生管理者になったが、何をどうすればいいのかわからない」と一人で悩んでいる衛生管理者がいらっしゃる事業場が多数あるなど、衛生管理者が置かれている状況は二極分化が進んでいるように見受けられます。

  このため、皆様方が実施しておられる衛生管理者の資質向上のための研修や衛生管理者への情報交換や相互の研鑽の場の提供などの衛生管理者を支援する活動は、ますます重要になってきています。また、事業場においても衛生管理者の重要性を十分に理解してもらうことが何よりも重要です。全国協議会といたしましても、経費支援やブロック会議の開催により皆様方のこのような活動を支援していくとともに、「全国衛生管理者協議会ニュース」による情報の提供、全国衛生管理者情報交流会の開催を通じて第一線の衛生管理者への支援を充実させていくこととしております。

  さらに、後ほど事務局から説明しますが、平成17年度から事業検討委員会において、衛生管理者として行うことが期待されている職務を体系的に整理するとともに、このような職務を行うためにはどのような能力向上が必要なのかを検討してまいりました。

  その内容が最終案に近い形としてほぼまとまり、「衛生管理者の職務と能力向上」(案)として本日の資料にも添付しております。まとまった段階で、全国衛生管理者協議会のウェブサイトに掲載いたしますので、第一線の衛生管理者はもとより、皆様方が衛生管理者を支援する活動を企画される際に参考にしていただければ幸いです。

  今後とも会員の皆様方とともに、多くの方々のご理解、ご協力の下に、衛生管理者の資質の向上への支援を充実し、事業場における衛生管理水準の向上に資するよう努めていきたいと考えています。よろしくお願いします。


 
全国衛生管理者協議会祝辞要旨
平成19年5月31日(木)
於:経団連会館
厚生労働省労働基準局安全衛生部
労働衛生課主任中央じん肺診査医 一瀬 篤

写真:一瀬 篤氏  全国衛生管理者協議会会員の皆様方におかれましては、平素から労働衛生行政の推進に多大なご支援、ご協力をいただいているところであり、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
  さて、我が国の経済情勢が依然として厳しい状況にある中で、社会的な傾向として、労働時間が長短に二分化し、労働者一人あたりの時間外労働の時間が増加傾向にあるなど、過重労働が大きな問題となっております。定期健康診断の結果を見ますと、何らかの異常所見を有する労働者が49%を超え、ほぼ5割に達しており、脳・心臓疾患にかかる労災認定件数については、年間300件を超えています。また、企業間競争の激化や、成果主義などにより、労働者のストレスも増加し、6割を超える労働者が仕事に強い不安やストレスを抱え、労災認定される精神障害の件数も年々増加し、昨年度は200件を超えるなど、大変憂慮すべき状況となっています。

 こうした中で、厚生労働省におきましては、労働安全衛生法に基づく定期健康診断項目に、脳・心臓疾患対策として、腹囲等を追加することとしており、平成20年度から施行される高齢者の医療の確保に関する法律に基づく特定健康診査等の実施時期にあわせる形で、規制を施行する予定であります。また、同じく平成20年度からは、すべての事業場において、1ケ月に100時間を超える時間外労働を行い、かつ疲労の蓄積が認められる労働者について医師による面接指導を行うこととなっております。

 全国衛生管理者協議会会員の皆様方には、健康診断や過重労働・メンタルヘルス対策などの行政施策の推進において、産業保健業務従事者としてご活躍いただきますとともに、労働者の健康確保・増進のため、より一層のご尽力、ご協力をお願いする次第でございます。

 全国衛生協議会のますますのご発展と会員の皆様方並びに関係各位のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。

<お問い合わせ> 中央労働災害防止協会 技術支援部技術指導課(担当者;毛利、青木、林)
 〒108-0014 東京都港区芝5-35-1
  TEL;03-3452-6375(ダイヤルイン)
  FAX;03-5445-1774
  e-mail;sidouka@jisha.or.jp