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第70回(平成23年度)全国産業安全衛生大会2011 in 東京

分科会プログラム

安全衛生教育分科会

会場
大手町サンケイプラザ301 〜 304 千代田区大手町1-7-2
交通
地下鉄東京メトロ 丸の内線・東西線・千代田線・半蔵門線/都営地下鉄三田線
「大手町駅」A4・E1 出口直結
JR「東京駅」丸の内北口から徒歩7分

10月13日(木)のプログラム(9時10分 開場)

9時40分
1.
新入社員から創る安全な職場
日本貨物鉄道(株)東海支社 愛知機関区 車両技術係 田中 隆之
弊社の労災は新入社員に起因する事象が多いので、新入社員中心の取り組みを始め「自ら職場に安全の働きかけができる社員」の育成に努めた。新入社員の目線や考え方を、管理者・先輩社員が認識し、安全活動に展開することを念頭に置いて指導内容や手法見直しに反映させた結果、労災事故は減少した。
10時00分
2.
請負現場における安全衛生教育の体系化と自律化
(株)平山 富士宮支店 三園平事業所 安全衛生担当 野田 義幸
請負現場では、安全衛生教育は従来雇入れ時及び作業変更時に実施していたが、現場配属後はOJT教育が中心である。そのため場当たり的な教育が多く、また設備に関しては元請様に左右されていた。そこで、約3年かけて安全衛生教育を体系化し、自律的に実施した教育活動を紹介する。
10時20分
3.
留学生への安全衛生対策と教育プログラム
愛媛大学 樽味事業場 農学部准教授 安全衛生管理者 伊藤 和貴
現在、農学部在籍の多国籍留学生を対象とした体系的な安全衛生教育は行われておらず、指導教員の安全指導に任されている。研究を安全に行うための安全教育に留まらず、社会の安全・安心・健康に貢献できる技術者を育成するために留学生を対象とした安全衛生教育教材の整備、プログラムを検討した。
10時40分
4.
労働災害防止に向けた当社の安全衛生教育活動の取り組みについて
山崎製パン(株) 人事本部人事第二部厚生課 稲田 翔
機械設備の本質安全化とともに重要な柱として取り組んでいる安全衛生教育について、その実施内容や実施方法等を紹介する。KYTやRSTトレーナーによる教育活動をはじめとして、いかに全従業員に対して安全第一の意識を持たせ、労働災害を減少させていくかを今後の展開を含めて述べる。
11時00分 〜 11時10分 休憩

11時10分
5.
電力従事者教育用DVDを用いた若手社員への安全作業の継承
東日本旅客鉄道(株)東京支社 東京電車線技術センター 電気技術係 瀬尾 健太郎
当社の根幹をなす安全安定輸送を今後担っていく若手社員に対して、ベテラン社員の現場技術を継承していくため、電力従事者教育用DVDを作成し、訓練等に活用している。この取り組みにより基本動作を正しく継承して安全作業に従事できるよう努めている。
11時30分
6.
安全教育用旋盤セーフティシミュレータの開発
職業能力開発総合大学校東京校 生産機械システム技術科 教授 千葉 正伸
初心者による旋盤等の機械加工では不適切な加工条件の選択によりワーク(加工対象物)が脱落、飛来する危険がある。より安全な条件の選択を短時間で習得するため開発したシミュレーションソフトを紹介する。ワークの取り付け状態や送り速度等の条件により発生する危険不具合状況を再現している。
11時50分
7.
大学キャンパスの衛生教育に取り入れた空気呼吸器実技講習の報告
京都大学桂事業場(桂キャンパス) 工学研究科附属環境安全衛生センター 技術専門員(労働衛生コンサルタント) 中川 俊幸
京都大学桂事業場に配備した空気呼吸器、化学防護服等の器材に関する教職員、学生への実技講習を衛生教育として実施している。この教育により受講者に基本的な呼吸保護具の使用法を習得させ、自らが行う実験の危険性を認識し、災害時の緊急対応法を身につけ、安全意識の向上を図った。
12時10分 〜 13時10分 昼休み

13時10分
8.
現場に潜む事故の芽を見つける感性を磨くために
東日本旅客鉄道(株)千葉支社 千葉建築技術センター 施設技術係 藤田 浩史
現場に潜む事故の芽を摘み取る感性を磨くことが重要であり、どのようにその感性を磨くかが課題である。工事発注前の設計構想検討会で過去の事故事象を再確認し設計段階でリスク低減を図り、事故の発生メカニズムを知るための現場再現訓練等を行う等マンネリ化しないよう工夫を凝らし取り組んでいる。
13時30分
9.
災害・トラブル撲滅へ向けた人材育成
(株)上組 福山支店 安全衛生室安全衛生課 主任 木口 朋己
近年の災害・トラブルの背景として、作業者の危険意識の希薄化、また、世代交代が進む管理監督者の若返りによる経験、指導、躾不足が問題として顕在化している。そこで「人材育成委員会」を中心に各種委員会を設立し、全員参加で安全に強い人づくりを目指した活動を展開している。
13時50分
10.
危険感受性向上ビデオの製作と活用について
関西電力(株)大阪南電力所 地中送電課 國領 保男
労災防止のためには、間違いや危険性を「感じ」「気付く」高い感受性が必要である。過去の失敗事例等を擬似体験することにより感受性を高める効果が期待できることから、現場の作業状況を撮影し危険要因を抽出した危険感受性ビデオを製作し、現場や研修会等において活用し、効果が確認できた。
14時10分 〜 14時20分 休憩

14時20分
11.
危険敢行性に着目した行動特性評価の活用
住友金属工業(株) 安全・健康部 次長 朱宮 徹
当社が開発した安全体感教育は、危険感受性を高めることに結び付いているが、実作業において「自分は大丈夫」の過信による危険敢行性の抑制には不十分との認識に至った。人の行動特性(危険感受性・敢行性)をマッピングして、従業員の安全行動と職場内コミュニケーションを促す手法を開発した。
14時40分
12.
気づきを促進する演習を活用した教育の推進
旭硝子(株)千葉工場 環境安全部 保安管理グループ 南川 忠男
演習集合教育を開始した理由は、災害のなぜなぜ分析で「ひとこと言っておけば」「やる前に相談すれば」が挙げられ、声かけの大切さ、適正な権威勾配、言い出す勇気といったコミュニケーションの重要性に気付く教育が求められていた。気付きを促すプログラムを始めて6年が経過、その効果を発表する。
15時00分
13.
臨時作業者の労働災害防止に向けた安全教育の実施
日本通運(株) 東京支店 (業務) 今村 智
当支店で発生した労働災害を分析した結果、臨時作業者の被災が半数を占めていた。雇用時の安全教育が十分でなく、作業上の注意点を意識しない結果、被災していたため、臨時作業者に対する安全教育の再徹底に取り組んだ。雇入れ時教育内容を10分程度に映像化したところ、その効果が現れている。
15時20分 〜 15時30分 休憩

15時30分
100年記念講演
ワークライフバランス実現のための仕事術
(株)東レ経営研究所 特別顧問 佐々木 常夫
少子高齢化や経営の合理化などで労働形態が大きく変化する中で、活き活きと働いていくために必要とされる仕事と生活の調和(ワークライフバランス)実現のための仕事術について、様々な体験談を交えて語る。
17時00分

10月14日(金)のプログラム(9時10分 開場)

9時40分
14.
継続しながら常に「新化」する、これからの安全実技(体感)研修
AGC 旭硝子(株) 化学品カンパニー 人財開発室人財育成グループ 主幹 玉川 徹
Know-Whyを基調とする千葉工場の「安全実技研修」は、徹底した安全スキルの定着とブラッシュアップを図り、「新化」する研修としている。その結果、この研修プランは海外の関係会社においても展開され、インドネシアでは、その成果に対し大統領安全表彰を受けたので、その事例を紹介する。
10時00分
15.
協力会社に対する実践型教育の取り組み
住友金属工業(株) 鹿島製鉄所 住金鹿島連けい会社安全衛生推進会 事務局長 小野 忠志
製鉄所では従業員の約7割を占める協力会社従業員の安全確保は非常に重要な課題である。協力会社新規入構者に対して従来の教育に加え、鉄鋼業特有の危険を実感させる教育を教育装置とDVDを用いて平成18年から開始した。この他、入構1年目・3年目教育やリーダー教育を実施し成果をあげている。
10時20分
16.
階層別人材育成を中心とした安全活動の取り組み
JFEスチール(株) 西日本製鉄所(福山地区) 労働人事部 福山安全衛生室 主任部員 赤井 真一
2009年の当地区の災害分析の結果、ベテラン層と若年層の災害発生率が高いことが判明した。若年層への教育カリキュラムを見直し、役職に就いていないベテラン層への特別安全教育を実施し、若手リーダー層は有期で安全衛生室で5S中心の安全衛生集中教育を実施したところ、一定の成果が得られた。
10時40分 〜 10時50分 休憩

10時50分
100年記念シンポジウム
現場力強化のための職長の役割と今後の課題〜未来に伝えること〜
シンポジスト
出光興産株式会社徳山製油所 安全環境室 末武 孝一
三機工業株式会社 安全推進室長 泉  和男
株式会社東芝 府中事業所 総務安全保健担当参事 羽深 勝也
司会
中央労働災害防止協会 東京安全衛生教育センター所長 福島 康志
12時30分 〜 13時30分 昼休み

13時30分
講義
今、現場教育に求められるもの〜本気が人の心を動かす〜
(株)新規開拓 代表取締役社長 朝倉 千恵子
成長企業の共通点は必死に教育に取り組んでいること。愛情のある厳しさ、人の心に響く熱意、会社を元気にしたいという強い意志と行動力、これらが教育リーダーに欠かせない。
15時00分

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

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