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第70回(平成23年度)全国産業安全衛生大会2011 in 東京

分科会プログラム

安全管理活動分科会(第2会場)

会場
東京国際フォーラム ホールB7 ② 千代田区丸の内3-5-1
交通
JR 山手線「有楽町駅」国際フォーラム口から徒歩1分
京葉線「東京駅」出口4直結
地下鉄東京メトロ有楽町線「有楽町駅」D5 出口直結

10月13日(木)のプログラム(9時30分 開場)

10時00分
1.
アルミカート使用時における負担軽減の取り組みについての研究
東海旅客鉄道(株) 紀伊長島工務区 施設係 岡村 有人
紀伊長島工務区管内は年間降水量が多い尾鷲があるようにJR東海管内でも雨が多い地域である。特に梅雨や台風の季節には巡回警備の為、アルミカートを使用する機会が多いのが現状である。平成21年にはアルミカート移動時に労働災害も発生しており、運搬・移動時の負担軽減に取り組んだ。
10時20分
2.
鋳造作業における高所作業の改善に向けて
イーグルハイキャスト(株) 製造部製造課2係長 大越 崇
重量13t、高さ3mの大物鋳物部品を生産する工程では、鋳砂込め成形から仕上げに至る各工程で高所作業を伴う。脚立上の不安全な姿勢での作業等を行っていたため、グループ関連会社との連携のもと、危機感を共有し、高所作業の不安全要素をすべて取り除くことを目的に取り組んだ改善内容を紹介する。
10時40分
3.
「安全こそ我らが使命」自走する職場への挑戦
太平工業(株)大分支店 製鋼生産部鋼片精整課 工長代理 森本 直哉
設備の新設・未経験作業の導入によりヒヤリ体験が多発した。ヒヤリ体験の分析、安全アンケート、リスクアセスメントにより、重量物である切断屑の処理作業を完全ノータッチ化するなど作業環境改善に取り組み、「類似ヒヤリ体験の撲滅」を達成し、安全・問題意識の向上にもつながった事例を発表する。
11時00分 〜 11時10分 休憩

11時10分
4.
リスクの低減と作業標準を活かした安全活動
古河スカイ(株)製板事業部 日光工場 製板課1仕上職場 宮下 秀之
国内製造業の環境は厳しく、体制のスリム化を図る一方、誰でも分かるよう作られている「家電製品の取扱説明書」にヒントを得て、作業の安全を重視した作業標準書を作成した事例を紹介する。5W1Hを明確にした作業標準書の作成は、潜在リスクの発見にも役立ち、製品の質的向上にも効果が現れた。
11時30分
5.
運転士の安全意識向上に向けた事故防止の取り組み
九州旅客鉄道(株) 南福岡運転区 主任運転士(指導担当) 山田 一星
運転士の仕事は確認作業の連続である。一人作業であり職場のコミュニケーションが取りにくいのが特徴でもあり、コミュニケーション不足が安全意識の低下の原因にもなるため、当区では全社的取り組み「安全に関する社員の声」を活用し、安全意識向上に努めている。
11時50分
6.
職場に潜むリスク抽出 〜安全マイスター制度による現場力の向上〜
JFEスチール(株)西日本製鉄所(福山地区) 労働人事部 福山安全衛生室 主任部員 土屋 繁夫
稼動以来の悲願である休業度数率0.2以下を目指し、安全マイスター制度による安全レベル向上を図っている。知識・意識を高め、知恵を出す現場安全力向上を図る『ゼロ災塾』を開き「安全マイスターとのペアパトロール」を実施した結果、休業度数率0.1を達成したので、その取り組みを紹介する。
12時10分 〜 13時10分 昼休み

13時10分
7.
日没後並びに荒天時における船舶の「綱取り作業」のリスクについて
日本通運(株)小松島支店 営業課 係長 佐藤 芳則
当職場では、日常的に外航船舶が岸壁へ接岸する時の「綱取り作業」を行っているが、この度、日没直後で薄暗く更に悪天候が重なった状況下で大型船舶の綱取り作業を実施した体験をもとに、職場内のサークルメンバーで、改めて綱取り作業を現状分析し、リスク低減対策を検討した結果について紹介する。
13時30分
8.
新たな2つの取り組みで「全員参画の6S徹底推進」
ダイキン工業(株)堺製作所 空調生産本部堺製造部 安全担当 森植 幸照
職場の安全パトロールの指摘内容を「バードの災害分析」にはめてみると重大災害に繋がりかねない事象があり、人の不安全行動と物の不安全状態レス活動を推進してきた。その中で、実体感で実践する「6S体感教育道場」と「全員参画の6Sオリンピック大会」の2つの取り組みを紹介する。
13時50分
9.
請負事業者としての「構内請負作業所の安全管理体制」について
(株)トーコー 業務部安全衛生課 課長 谷口 昌克
請負事業者として、製造業を主とする「構内請負作業所」について、安全衛生管理体制の構築及びその確認・評価、安全衛生管理活動・災害防止等の取り組み、現場管理者及びスタッフに対する安全衛生教育等、各種活動の内容と実績及び今後の方針等について報告する。
14時10分
10.
重量物取扱い作業の軽労化
東日本旅客鉄道(株)仙台支社 郡山総合車両センター 装置課 車両係 邊見 雅人
車両のブレーキに使用する空気制御部品の空制弁を検査する装置の管座は重量物であり、日々入替え作業がある。作業者の負担が大きい上、管座落下の危険もある。理想の形に至るまで多くの改善を繰り返した結果、作業者の負担を大幅に軽減し、軽労化を図ることができ、作業時の安全性も向上した。
14時30分 〜 14時40分 休憩

14時40分
11.
第三者行為による災害防止
小田急電鉄(株)相模大野管区 副駅長 折原 二春
第三者行為被災防止の為、サービスのスキルアップとリスクアセスメント手法を取り入れた事前予防対策を講じている。設備に対するリスクアセスメントに比べ、人に対するリスクアセスメントはハザード特定に苦労したが、低減措置10項目を挙げ、安全管理体制の構築とサービス向上に努めている。
15時00分
12.
教育・訓練の取り組みについて
東日本旅客鉄道(株) 大宮支社 大宮電力技術センター 安全指導課 電気技術主任 大下 正也
現在、急激な世代交代時期にあり、社員一人ひとりの能力を効率的かつ早期に高めていくために、様々な取り組みを行っている。技術力向上、異常時対応能力向上を目的とした技術競技会や災害復旧訓練といった実践的な訓練を行い、事故発生時のダウンタイム短縮に努めている。その訓練内容を紹介する。
15時20分
13.
私たちが取り組んできた「一斉安全専念活動」
トヨタ自動車(株)貞宝工場 工機管理部総括室 安全衛生G シニアエキスパート      
高崎 英人
全災害ゼロ達成には、現業系中心の安全活動から事務・技術職も巻き込んだ活動に転換する必要がある。真の「全員参加型安全活動」を目指し「全員が一斉に安全に専念する」活動を展開してきた。この活動から、気付かなかった危険も視えるようになり、「全員参加」で推進している事例を発表する。
15時40分
14.
保全作業における災害ゼロへの取り組み 〜安全衛生活動の充実〜
日産自動車(株)追浜工場 工務部工務課 佐藤 功一
絶対に災害を出さない強い意思を持つ職場をつくるため、過去の保全災害の振り返りや消防署へのベンチマークを通じ活動の問題点を洗い出した。必要性を事前教育の上での模擬体感訓練の実施等により、危険予知による先取りの安全確保が出来る職場となってきたので、その取り組みと成果を紹介する。
16時00分 〜 16時10分 休憩

16時10分
講演
ビジネスヒントはどこにでもある! 〜職場で活かす創造性開発〜
(社)発明学会 専務理事 中本 繁実
事業場の管理監督者や安全担当者にとっては、日頃から職場における新たな企画や改善が求められており、それらに活かすアイデアや発想方法などのヒントを分りやすく紹介する。
17時10分

10月14日(金)のプログラム(9時30分 開場)

10時00分
15.
化学会社における協力会社と一体になった安全管理活動
三井化学(株)岩国大竹工場 安全・環境部 安全・環境グループリーダー 太田 俊裕
当工場の協力会社61社は、親会社、元請、下請の三位一体の安全活動を展開し、環境安全年間計画及び教育年間計画は親会社と一体となった計画を作成・実行している。また、協力会社共通の作業標準書を作成し、その維持管理を徹底し、風通しのよい協力体制を構築している。
10時20分
16.
係間合同安全パトロールによる現場安全管理の質的向上について
関西電力(株)大阪南電力所 南大阪電力システムセンター 制御係 主査 森田 泰生
電気事業の安全安定供給を支える安全パトロールにおいて、自部門に限定した相互チェックの場合、限定的知見・チェック者間との緊張弛緩等により当初目的を満足できなくなることが懸念される。よって、本取り組みは係間合同安全パトロールによる現場安全管理の質的向上を目指したものである。
10時40分
17.
現場におけるリスク懇談活動
西日本旅客鉄道(株) 近畿統括本部 吹田工場 品質管理センター 車両管理係 吉川 賢一
吹田工場の品質管理センターでは職場に潜む危険要因を摘み取るため、また、問題点抽出や問題解決を図るため様々な取り組みを実施している。中でも、毎日当番制で行う安全パトロール、若手とベテランを交えたリスク懇談会は、現場で業務を行う社員を中心にリスク低減を図る手法として取り組んでいる。
11時00分 〜 11時10分 休憩

11時10分
18.
人の力でやる現場対応!目に見える現場の意識改革“現場力(ヂカラ)づくり”
日本トラスト(株)
(株)オートバックスセブン布施高井田 施設・駐車場警備隊長 藤嶋 武士
当現場(大型複合商施設)は大型店舗、大型無料駐車場を有し、人・車・自転車・バイクの出入りが激しい。出入兼用の出入口を有する駐車場管理は、事故率が高く機械警備が出来ない人的警備をしている。開業6年になり、不注意・マンネリ打破はもとより基本動作、意識改革をテーマに現場力づくりに尽力している
11時30分
19.
「安全は人にあり」 〜プレス課の風土を変える活動〜
関東自動車工業(株)岩手工場 車体部プレス課 安全推進委員 吉田 賢昭
自職場で2年連続で災害が発生した。プレス課には危機感がないという指摘を受け、災害を発生させない安全職場を目指し、「プレス課の風土を変える」を目標に活動を始めた。職場の安全推進委員である私が、他職場の安全推進委員の支援を得ながら「人づくり」にこだわり、展開した活動内容を紹介する。
11時50分
20.
作業場レイアウトの変更による作業環境の改善
日本通運(株)博多港支店 作業グループ 杉原 巧
作業場に受付がなかったため、車両や運転手が勝手に作業場に入り、輻轃 して危険な状態であった。また、車両の荷卸し状況や作業の進捗状況も十分把握できずにいた。そこで、作業場レイアウトを変更するとともに、受付のルール化を推進することで、運転手及び作業者の安全を確保し、且つ作業効率の改善を実現したものである。
12時10分 〜 13時10分 昼休み

13時10分
21.
アクティ大阪増築工事におけるリスクアセスメントの取り組み
西日本旅客鉄道(株) 大阪駅改良工事所 施設管理係 田原 潤一
1日約15万人、時間当り最大2万3千人のお客様がご利用になる通路上での工事において、施工計画から実施工の各段階で、発注者と施工会社が一体でリスクアセスメントを行い、技術的検討による対策、施工条件の対策、現場のルール対策等の安全管理のPDCA に取り組んでいる。
13時30分
22.
危険予知、活かして育てる現場力〜安全衛生協力会と共に〜
植村建設(株) 安全衛生対策室 室長 松平 明仁
建設現場では工事の都度、協力会社が変わることもあり繰り返し型災害が続き、毎年の安全衛生目標には決まって「災害ゼロ」としか掲げられずにいた。協力会社の安全管理を徹底すべく安全衛生協力会を設立し、現場力の向上に取り組む日々や、快適職場の推進について事例を交えて発表する。
13時50分
23.
経験不足による事故発生を未然に回避する方策について
東日本旅客鉄道(株)長野支社 長野電力技術センター 電気技術主任 下條 和也
当センターは危険要素の多い職場であるが、社員の平均経験年数が9年と若く事故遭遇の経験が少ない。注意を要す設備等、個々の理解はあっても体系的に整理がされず、危険を理論的に理解出来る資料もなかった。事故を擬似体験できる事例集を作成し、安全会議や作業前に活用している。
14時10分
24.
金沢保線区におけるリスクアセスメントの取り組み
西日本旅客鉄道(株) 金沢支社 金沢保線区 施設管理係 高柳 創
ベテラン社員の大量退職時代を迎え、過去から言葉で伝えられてきた設備管理の要注意点等が、若手社員に十分には継承されていない。また、ベテランと若手の経験の差が大きいため、これまでのリスク事象を集約し、皆が解りやすいようビジュアル化した「金沢保線区保守の勘所」の作成に取り組んだ。
14時30分 〜 14時40分 休憩

14時40分
100年記念講演
自然災害と企業における危機管理〜巨大地震から学ぶ〜
関西大学社会安全学部長・教授           
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター長 河田 惠昭
地震や風水害(津波)などの災害発生時、企業において被害を最小限にとどめる知識や知恵とは何か、現場に役立つノウハウを語る。
15時40分

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

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