中災防国際センターメルマガ「I-OSHクラブ」(第012号)(2019. 7.2) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★JISHA INTERNATIONAL OSH-Net CLUB (略称:I-OSHクラブ) (海外の安全衛生分野の最新情報を提供するメールマガジン) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中災防国際センターでは、海外の最新の安全衛生情報の提供や日系企業担当者等への 安全衛生教育等を通じて、海外においても、労働災害のない職場、働く人が安全で健康に 働くことができる職場を実現していただくためさまざまな支援を行っています。今後は、メー ルマガジン「I-OSHクラブ」を通じて、皆様に海外の安全衛生の情報を定期的に配信いたし ます。 ==== 目 次 ======================================================= ・ 【最新の海外の安全衛生情報のご案内】(中災防HP等へのリンク) ・ 【ILOが職場のパワハラに関する条約を採択】 ・ 【ILO専門家がILO100年の労働安全衛生分野の活動を振り返る】 ・ 【2021年「アジア太平洋安全衛生大会」開催案内及びテーマ】 ・ 【安全衛生に関するイベントのご案内】 ・ 【I-OSHクラブ メールマガジン登録のご案内】 ・ 【編集後記】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【最新の海外の安全衛生情報のご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 海外の行政機関等のウェブサイトにおける安全衛生情報を日本語に翻訳したり、日本の 安全衛生情報を英語に翻訳し中災防ウェブサイトに掲載しています。タイトル下のURLをク リックすると、中災防ウェブサイト等の記事へリンクされます。 〇「OSH Statistics in Japanに2018年英文災害統計を追加しました。」(5月30日) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/english/statistics/index.html 〇「中華人民共和国の労働安全衛生制度を更新しました。」(5月21日) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/sougou/china.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ILOが職場のパワハラに関する条約を採択】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ILOの年次総会において、職場における暴力、セクハラ、パワハラなどを禁止する国際条 約を初めて採択されました。ILOのライダー事務局長は、この新たな基準により暴力やハ ラスメントのない職場で働くことの権利が認められたことを伝えました。職場におけるセク ハラ・パワハラを禁じる初めての国際基準となり、日本政府も賛成しており、今後は条約の 基準を満たす国内法の整備が急がれます。 ◆詳細はこちら(ILOのサイトへリンク)(英語)↓ https://www.ilo.org/ilc/ILCSessions/108/media-centre/news/WCMS_711321/lang--en/index.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ILO専門家がILO100年の労働安全衛生分野の活動を振り返る】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前号でお伝えしたとおり、2019年はILO創立100周年に当たることから、労働安全衛生分 野におけるILOの100年の活動等を振り返る『Safety and health at the heart of the future of work: Building on 100 years of experience(仕事の未来の中心に位置する安全と健康 :土台となる100年の経験)』の動画(英語)を公開しました。マナル・アッジILO労働安全衛 生技術専門官が、ILOの最初の100年間における労働安全衛生分野の主な出来事を列挙 し、今後の課題を展望しました。 ◆詳細はこちら(ILOのサイトへリンク)(日本語)↓ https://www.ilo.org/tokyo/information/pr/WCMS_710824/lang--ja/index.htm (動画:仕事の未来の中心に位置する安全と健康:土台となる100年の経験) https://www.ilo.org/tokyo/information/pr/WCMS_690063/lang--ja/index.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2021年「アジア太平洋安全衛生大会」開催案内及びテーマ】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アジア太平洋地域の安全衛生団体が加盟する「アジア太平洋労働安全衛生機構」(APOS HO:Asia Pacific Occupational Safety and Health Organization)の年次コンファレンスが「 アジア太平洋安全衛生大会」として、下記のとおり、2021年10月の全国産業安全衛生大会 (東京大会)と同時期に開催されます。 10月27日(水)〜10月29日(金)のAPOSHO全体集会(基調講演)及び分科会(技術発表) については、全国大会の一般参加者も無料で参加することができます(一部日英同時通 訳付き)。 この度、新たなパンフレットを作成し、大会テーマを以下のとおり決定しました。 (日本語) 全ての人のための持続可能な開発に向けた安全衛生を考える (英語) Designing OSH for sustainable development for all 会場やプログラム等の詳細については、今後本メールマガジンでもお知らせしていきます 。 ◆詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/exchange/aposho/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【安全衛生に関するイベントのご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 国際分野における企業の安全衛生活動支援のための安全衛生交流会やその他のイベン ト等についてご案内します。 〇「第13回 海外進出 安全衛生担当者情報交流会」開催のお知らせ 第13回となる海外進出安全衛生担当者情報交流会を開催します。本交流会では、 海外展開を図る企業の安全担当者等へ現地の最新の安全衛生情報の提供と担当者間の ネットワーク構築の場を提供します(厚生労働省補助対象事業)。 日時: 令和元年8月28日(水) 13時00分から17時00分まで 場所:仏教伝道センタービル 8階「和の間」(東京都港区芝4-3-14) 対象:企業における安全衛生担当者等 参加費:無料(先着順60名) 発表1「グローバルでの安全自立化推進の取組み」 安全活動の3本柱 「人づくり」「リスク管理」「環境・設備の整備」の取組みを、中国、豪亜地 域の法規制対応や課題に対して、自ら解決できるように寄り添いながら取り組んだ事例を 紹介します。 ご担当:久米田哲也 氏(トヨタ自動車(株) 安全健康推進部) 発表2「『新安全パトロール』の海外展開 〜 製造現場の KAITEKI実現を目指して〜」 地域、歴史、文化が異なる海外製造現場への「新安全パトロール」を欧米、アジア、アフリ カへ展開した事例について紹介します。 ご担当:山田良夫 氏(三菱ケミカル(株)環境安全部セーフティアドバイザー) グループワーク 海外進事業場における安全衛生に関する問題点の共有とネットワーク構築のためのグル ープワーク(交流会)を実施します。 申込方法:下記ホームページより申込用紙をダウンロードの上、ファクシミリでお申し込み 下さい。 ※ 交流会終了後(17時20分〜19時30分)に希望者のみによる会費制の懇親会の実施を 予定しております(1人3,500円程度の会費予定)。 ★詳細はこちら↓ http://www.jisha.or.jp/international/exchange_communication/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【I-OSHクラブ メールマガジン登録のご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JISHA International OSH-Net Club(I-OSHクラブ)メールマガジンの登録を募集していま す。興味のある方はどなたでも登録できますので、配信希望の方は、下記メールアドレス に、メールのタイトルを「メルマガ申込」として、(1)「登録したいメールアドレス」と(2)「会社 名・部署」を記載の上、お申込下さい。なお、登録は何名でも登録可能です。 メールマガジン(I-OSHクラブ)申込先アドレス: kokusai@jisha.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 4月のパリ・ノートルダム大聖堂の尖塔が火災で崩壊する映像は衝撃的でした。火災に伴 い尖塔や支持構造に使用された多量の鉛の分子が放出されたといいます。鉛は加工しや すく錆びにくいということで昔から使われていました。古代ローマ時代から水道管や食器な どにも使われローマ人は日常的に鉛を体に吸収していたようですが、当時から鉛の人体 への有害性はある程度認識されていたようです。特に子供や妊娠中の女性は鉛中毒の影 響を受けやすいといわれています。今のところ大聖堂のあるシテ島の住民への大きな被 害は報告されていないようですが、当局は住民に血中鉛濃度の検査を勧奨しています。住 民の健康が確保されるとともに、大聖堂の修復が進み以前のような美しい街並みが戻るこ とを願っています。(国際セ 住) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 海外の安全衛生に関するご相談や本メールマガジンの内容に関するご質問等につきまし ては、下記までご連絡下さい。 中央労働災害防止協会 技術支援部 国際センター 〒108−0014 東京都港区芝5−35−2 安全衛生総合会館6階 電話 03−3452−6297 FAX 03―3454−4596 メール kokusai@jisha.or.jp 国際センターウェブサイト http://www.jisha.or.jp/international/index.html ☆配信停止を希望される方は、件名に「配信停止」とご記入いただき、次のメールにご返 信願います。 → kokusai@jisha.or.jp