会場 アクロス福岡 シンフォニーホール 福岡市中央区天神1-1-1
交通 地下鉄空港線天神駅から徒歩約3分
(株)平山 安全衛生教育センター カウンセラー 中村 次宏
派遣なり請負なりで働く当社社員は、その置かれた環境から仕事・職場環境・職場の人間関係・私生活等、色々な「こころの悩み」を持っている。それらを解決、支援するために2007年からスタートした現場訪問型カウンセリングを中心としたメンタルヘルス対策を紹介する。
HSC健康科学コンサルティング(株)データセンター 専門役 保健師 小平 香織
職業性ストレス簡易調査によると、労働者の仕事のモチベーションに関わるストレスが上位を占めてきている。その特徴として心身不調のみならず労働災害を起こしやすい傾向が見えてきた。全国の企業で奮闘する安全衛生スタッフに、一企業に長く属するからこそ見えにくくなる視点を伝える。
第一三共(株)四国支店総務課 岡田 理重
メンタルヘルス対策を、本社施策として4つのケアから復職制度までを整備し展開している。さらに事業場レベルでこれを補完するため、安全衛生委員会で運用面を工夫し、「職業性ストレス調査」を定期的に実施し、本人の「気づき」を重視したセルフケアを展開しているので、これを紹介する。
10時30分〜10時40分 休憩
JR札幌病院 保健管理部 保健師 高野 梓
メンタルヘルス不調の訴えが多い職場で、実態の客観的把握とセルフケア支援をはじめとする一次予防の取り組みの方向性を確立していくため職業性ストレス簡易調査票を実施した。その結果、セルフケア支援、職場の環境改善などに力点を置いた取り組みを行う必要があることが分かった。
ホンダエンジニアリング(株)事業管理部健康管理センター保健師・産業カウンセラー 関野 智果
ある職場で若年のメンタル不全者が連続的に発生したことを契機に、管理職、事業所内産業カウンセラーと本人との面談から発展した職場環境改善活動を紹介する。職場環境検討会からスタートし、アンケートや会合を重ねて最終的には部門主導による職場全体の小集団活動で完結した。
サンエイ(株)安全衛生推進部 安全衛生推進室 保健師 神崎 友子
弊社事例を用いた実践的なラインケア教育を、部長以下248名の管理職に実施した。教育後に、職場環境改善と相談技法を活用した早期発見を行った。その結果、風通しの良い企業風土に支えられ、メンタル疾患休業者減少等の大きな成果を得た。効果の定量的評価結果を報告する。
中央労働災害防止協会 健康確保推進部企画課 課長補佐 平山 剛
労働者の職業性ストレスを質問票により捉えて、その結果を個人リポートと集団リポートでお返ししている中災防ヘルスアドバイスサービス(メンタルヘルス版)を職場環境改善へ活用する考え方と事例を報告する。
12時10分〜13時00分 昼休み
(株)日立製作所システム開発研究所 総務部勤労ユニット 主任 前田 義徳
当研究所の精神疾患罹病率は当社全体平均より高水準で推移し、年々増加の傾向で若年層(勤続5年未満)の発症率が高く、繰り返しの発症も多いという特徴があった。新規不調者の発生を防ぐべく予防教育強化と職場コミュニケーション活性化を重点に、 従来の取り組みに捉われない施策を実行している。
マツダ(株)安全健康推進部 健康推進センター 宮脇 美保
産業保健スタッフを中心に、上司や人事労政部門、外部機関等と連携し休業の減少に取り組んでいるが、繰り返しの休業への対応が課題である。要因として、情報共有化不足、関係部門の役割認識不足、本人の回復過程での目標設定不足が見受けられ、これらを踏まえた支援策を発表する。
13時40分〜13時50分 休憩
広島国際大学心理科学部 教授 久次 弘子
同じ言葉でも言い方によって相手に不快感を与えてしまう。声の調子、間、リズムなど、コミュニケーションの重要な鍵となるパラ言語(周辺言語)について解説する。