会場 アクロス福岡 イベントホール 福岡市中央区天神1-1-1
交通 地下鉄空港線天神駅から徒歩約3分
関西電力(株)関西国際空港エネルギーセンター運営課 林 弘和
さらなる安全活動の実効性向上を狙いとして、作業現場にどんな危険が潜むのか、現場写真を活用した危険予知シート「危険見えるかツール」を常駐の協力会社と共同で作成した。これをKYツールとして作業員の安全意識と危険感受性を高め、作業現場との一体感を醸成し、効果的な安全活動を推進した。
JFEスチール(株)西日本製鉄所(福山地区)製銑部製銑工場 安全スタッフ 藤井 隆
自立型安全の構築を目指す中で、作業実態と作業標準のRAに差があり、KY能力に疑問が生じた。職場実態から監督者の指導力、若年層及び50歳以上のベテラン層のKY能力不足が明らかとなった。種々のKY活動や小集団活動により、本質安全化と徹底的な行動改善の成果が見られ始めた。
藤倉化成(株)佐野事業所 生産二部塗料生産三課 課長 池田 理
2004年にOHSAS18001を導入し、実務と管理の両面から安全衛生の向上を図ってきたが、依然、労災事故はゼロにはならない。仕組みを動かすには個々の安全意識が重要であり、意識を作業に落とし込むツールとして「指差し呼称」が有効であると捉え、ゼロ災運動に取り組む日々である。
小野市立小野市民病院 医療安全管理室 看護課長 福井 里美
年間500件以上のヒヤリ・ハット報告が出されている。原因別では「確認が不十分」が半数以上を占めており、確認方法に問題があると考え、個々で確認が出来る方法として「指差し呼称」を導入した。患者・家族の前で、声を出すことや継続の難しさを再認識しながら定着できるよう日々活動している。
10時50分〜11時00分 休憩
日本ゼオン(株)水島工場環境安全課 佐藤 基裕
過去、4R-KYを実践していたが活動が停滞した。再度、安全活動の基本である4R-KYを実践し、感受性を高めようと各工場でトレーナーを人選し、活動を開始した。当時は、工場で「どの様に展開」すべきか不安だったが、経営陣の支援で従業員・協力会社全てに展開していくことができた。
中央労働災害防止協会 ゼロ災推進部長 落合 淳一
「現場力強化」をキーに進めているゼロ災運動の現状を報告し、強化の具体化である短時間ミーティングのモデル演技を交え、ミーティングを通じた「安全先取り風土の醸成」を今後のポイントとして紹介する。
広成建設(株)広島支店 安全部長 内田 正明
平成5年にKYTを導入し、ヒューマンエラー対策の柱としてワンポイントKYTを継続してきたが、マンネリ化し始めた。そのため、広成ショートKYTを新たに導入し、活性化への取り組みを始めた。
12時20分〜13時20分 昼休み
中部地区ゼロ災運動推進会 会長 高柳 直弘
中災防中部安全衛生サービスセンターが行う「ゼロ災運動研修会」に参加するコーディネーターを中心に、地域のゼロ災運動普及拡大を目的に、平成20年7月に中部地区ゼロ災運動推進会を発足した。地域のゼロ災運動のハブ空港となるべく発足した推進会の経緯と今後を報告する。
(財)倉敷中央病院総合保健管理センター 看護師 難波 有美子
平成17年から患者誤認防止活動を開始した。ヒヤリハット事例の収集解析により抽出した誤認懸念業務について、全員でKYマップ作りに取り組んだ結果、危険のポイントの見える化が進み、要所での指差確認行為の浸透ができた。そして、誤認は減少し、組織全体の士気の高まりにもつながった。
仙建工業(株)仙台鉄道支店 安全部 鉄道安全課長 丹治 輝雄
以前、ゼロ災運動に取り組んだ時期があったが、人事異動等により次第に熱意が薄れ、いつの間にか取りやめてしまった。ある安全講演をきっかけに、多くの社員から自分の決意を綴った感想文が寄せられ、KYT等の手法と知識としてではなく、理念を実践する全員参加の風土が築かれてきた。
14時20分〜14時30分 休憩
九州電力(株)北九州支店総務部 人事労務グループ 課長 田中 元也
九州電力(株)北九州支店では、平成20年度の災害発生件数が全社でワースト1になったことから、原点回帰に基づき「指差し呼称」の習慣化に取り組むこととした。取り組みの要である「指差し呼称推進チーム」による指差し呼称習慣化のために展開している諸施策について発表する。
マンパワーセキュリティ(株)専務取締役 尾山 雄一郎
ゼロ災運動キックオフから1年、当初は現場における危険予知能力の向上を図るための導入であったが、運動を推進していくうちに会社が大きく変わり始めた。社内が明るくなり、社員が前向きに業務に取り組むようになった。ゼロ災運動は、まさに人づくり運動であると実感している。
セキスイハイム近畿(株)神戸支店工事課 係長 岸川 良一
現場第一線が自ら問題解決に取り組み、それを監督者が支え、管理と自主活動一体の安全先取りで、いきいきとした現場風土構築を目指している。始業前の朝礼 TBM、作業中は監督者による問いかけKYを実践している。現場第一線のやる気を高める本音の話し合いや励ましを、実演を交え紹介する。
15時30分〜15時35分 休憩
15時55分〜16時05分 休憩
黒川温泉 ふもと旅館女将 松崎 久美子
30年前、閑古鳥が鳴いていた黒川温泉は、今や人気温泉地で上位に位置する。ここに至るまでの、皆で取り組んだ街づくり、人づくりについて「入湯手形」を発案した女将が語る。