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フォークリフトマスト縦置きブラケット

掲載日:2007.09.26

会社概要(箇条書きとする)

会社名
トヨタL&F(logistics and fork-lift)中部(cyubu)株式会社
事業内容
産業車両の販売・修理・再生、物流システムの販売・修理
資本金
4千万円
従業員数
600名
所在地
名古屋市昭和区白金3丁目7番12号
創業年数
46年
その他
 

動機・改善前の状況

オイル受け皿の工夫点は下記の通りです。

カーリフト( vehicle-lifter.)等の設備がある場所ではフォークリフトを持ち上げて オイル交換が出来るので問題は無いが、設備のない場所でのオイル交換はオイル 受け皿を入れる地上高が約80mm(最大積載荷重1トンから2トン)と低く、市販の オイル受け皿(地上高さ80mm以上)をそのまま使うことが出来なかった。

従って、可搬式のジャッキを使いフォークリフトを持ち上げて作業していた。 この場合、オイルをドレンしたときオイルの飛び散り、廃油缶に移すときのこぼれ または飛び散りにより床に油が飛散して足を滑らす危険性もあった。(図-1)図-1

今までの経験を基にフォークリフトのオイル交換に適したオイル受け皿の 考案を思いついた。

改善実施事項

オイル受け皿の工夫点は下記の通りです。

  1. ドレンしたオイルを1回で回収できる容量と、扱いやすい重量を考え厚さ2mmの鉄板を使い外径寸法は530mm×380mm×80mmとして受け皿重量は8Kg、容量は12Lとした。(図-2)図-2
  2. オイル受け皿を移動させるとき、油こぼれを防ぐ為に、持ち運びを容易にする取っ手を取り付けた。(図-2-1)
  3. オイル受け皿を傾けた時のこぼれを防ぎ、またオイルドレン時のオイルの飛び出しを防ぐため、オイル受け皿上部に幅10mmの庇を取付け図のような形状とした。(図-2-2)
  4. 回収したオイルを廃油缶に移すときオイルがこぼれないように、オイル受け皿の半分に上プレートを取付、また注ぎ口も設けた。(図-2-3)
  5. サービスカー(工具などを積載している車)の荷台スペースを節約するため、縦置きにしてもオイル受け皿に残っているオイルがこぼれでないように幅50mmのプレートを図のように取り付けた。(図-2-4)

改善効果

考案したオイル受け皿を使用することによりオイル交換時の床へのオイル飛散を 最小限に抑えることが出来、油汚れによる不安全な状況を排除することができた。

また、油よごれを清掃する時間が省略でき作業効率向上にもつながった。

さらにオイル受け皿を縦置き収納することによりサービスカーの荷台に余裕が できた。

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