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カナダ労働安全衛生センター

Canadian Centre for Occupational Health and Safety (CCOHS)
(資料出所:国際安全衛生センター海外調査)


住所:250 Main Street, Hamilton, Ontario, Canada, L8N 1H6
ホームページ:http://www.ccohs.ca


組織概要

職員数:約70名
運営形態:予算の20%は政府補助,80%は事業収入


業務概要

 ・電話及びインターネットによる安全衛生関係の質疑応答
 ・情報収集及び提供事業(書籍,CD,インターネット)
 ・トレーニング事業(インターネットによる検索方法,3日間程度のコース)


カナダにおける安全衛生事情及びCCOHSの役割

 カナダにおいては各州(10 provinces)及び準州政府(3 territories)が安全衛生を含む労働関係法規を管轄しており,連邦政府の関与はあまりない。したがって,各州・準州の独自の法令に従って活動している。また、労働安全に関する調査・研究に関しては,総合的な機関はなく,大学や研究所が特定の分野の研究を行っている。

 CCOHSはカナダにおける労働安全衛生関係の情報活動の中心的な役割を担っており,法令及び論文等の情報収集を行う他,対外的な広報・情報提供活動を担っている。特に,外部からの質疑応答(電話またはインターネットチャットサービス"OSHANS"を通じて受付)は伝統的な事業である。質問は,受付後,内部の専門家が検討し文書で回答するという手順で行っている。重要と思われる事項についてはQ&A集として出版している。法令や科学的データ(MSDS等)はCDにても提供している。同様の内容はインターネットにても検索が可能である。どちらとも会員となって年会費を支払う必要がある。他の出版物は直接申し込めば誰でも購入できる。

 なお,CCOHSと連邦及び州政府と間での人事交流は全くない。