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法律、政策、プログラム


■スペインにおける安全意識についてのキャンペーン

1997年、労働・社会問題省( Ministry of Labour and Social Affairs ) はソーシャルパートナーと協力して、「職場の危険防止のための条例」(Prevention of Risks at Work Act )(Law 31/1995)への国民の意識を高めるために大規模なキャンペーンを行った。この条例は、Framework Directive >のスペイン版であり、職場での事故防止のために必要なものである。 キャンペーンのテーマは、「労働に関する危険を防止することが生活の原則である」ということであり、その主なメッセージは 「労働中に発生した事故による高い死亡率を低下させるためには労働者と事業者が密接に協力しなければならない。」ということで ある。このメッセージを促進するために、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ビルボード、その他のメディアを利用した。 キャンペーンに関する情報と、安全衛生問題に関する詳細な情報を提供するために特別のホームページが開設された。
詳しくは:
http://www.forcem.es


■スウェーデンにおける労働安全衛生に関する最優先事項

国内労働安全衛生委員会と労働視察団は、今後3年間にわたる活動の5つの最優先分野を発表した。それらは、筋骨格系障害、心理的・社会的条件、過敏症、危険な機械、重大な事故である。それぞれの目的は各分野の中で明確に述べられている。
詳しくは:
“The Swedish occupational Safety and Health Administration Plan of Activities 1997-1999” はPublications Service で無料で注文できる。
Box 1300, S 17125 Solna, Sweden
Tel: (+46) 8 703 9700 Fax: (+46) 8 7309817


■スペインにおける労働安全衛生に関する法律

ヨーロッパの枠組み指令のスペイン版である「職場の危険防止のための法律」(Prevention of Risks at Work Act)に基づいた14の法律文書が1997年に承認された。また「防止サービスに関する法規」(Regulation on Preventive Services) は今年承認された。また次のような、職場の技術的要求事項に関する規則も同様承認された。 即ち、安全表示、、VDUスクリーン、重量荷の取り扱い、発がん物質と化学製品への暴露、個人保護具、漁船、鉱山と採石場、 工事現場などである。
詳しくは:
INSHT, Servicio de Asesoramientoy Normas, C/Torrelaguna 73, 28027 Madrid
Tel: (+34) 91 403 7000 Fax: (+34) 91 403 0050 E-mail:info@insht.es


■事業者の責任を明記するオーストリアの法律

オーストリアで新たに「労働者の保護に関する法律」(Law on the Protection of Employees)が世紀の変わり目に実施される時、事業者は労働者の安全衛生に責任を負うことになる。事業者、とりわけ中小企業の社長は、そうした新たな役割を果たすための援助が必要になる。そのために、安全衛生管理者と労働安全衛生機関がソーシャルパートナーと協力しながら、適当なモデルを作るため、また彼らが必要な能力を持てるよう、詳細なカリキュラムを作っている。 今年のヨーロッパ週間は、オーストリアが直面している問題を解決しうるための基礎としてのSuddeutche Metall Berufsgenossenschaft (南ドイツ金属業団体)という事業主団体モデルについて国民が話し合うための機会を提供した。
詳しくは:
Gabriele Kaida, Bundesministerium fur Wissenschaft und Verkehr,
Verkehrs-Arbeitsinspektorat, Radetzkystr. 2,A-1030 Vienna