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男性は女性より事故に遭いやすい

資料出所:欧州安全衛生機構ホームページ
http://osha.europa.eu/publications/newsletter/12/en/index_12.htm

(訳 国際安全衛生センター)



男性は女性より労働災害に3倍遭遇している。ユウロスタットの発表によると1998年に休業4日以上の労働災害は、EU域内で男性は労働者100,000人あたり5,300人なのに対して、女性は1,900人であった。

このEU域内の平均は、国によってかなり異なり、たとえばギリシャとアイルランドでは、3.5倍であったが、スウェーデンでは2倍以下であった。

フルタイムの労働者で、仕事の型の標準化、仕事の隔たりの大きさなどを考慮しても、男子労働者は女子労働者よりも2倍は、事故に遭いやすいと考えられる。

しかし、業務関連の健康問題となると、話は逆である。女性はこの問題で苦しむことが 男性の1.5倍見込まれている。筋骨格系障害では男性と女性はほぼ同数であるが、もっとも一般的な苦情(50%)では女性がストレス、心配事や抑鬱で苦しむことが往々にしてあり、これはフルタイム労働者の20%に達している。