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フィンランドの労働安全衛生機関

資料出所:「Occupational Safety and Health in Finland」
(訳 国際安全衛生センター)


放射線および核安全局 (STUK)
Radiation and Nuclear Safety Authority, STUK

STUKは放射線および核に関する安全の監督権限をもつ専門機関である。放射線機器、放射性物質、原子力発電所、核物質、核廃棄物の分野を担当する。主たる任務は、放射線の有害な影響の防止および制限である。

STUKは、労働、家屋、居住環境での自然界の放射性物質、これに基づく放射線への暴露、さらに他の機関が扱わない非イオン化放射線の抑制も担当する。

法律には、放射線の監視、労働者の暴露の限界値と健康管理が規定されている。暴露に関する情報は、STUKが保管する線量登録簿に登録される。

STUKは、1,300箇所の職場の約1,2000人の労働者の放射線暴露を監視し、安全に関する指示を出し、放射線を使用する労働者を訓練する。

STUKは、全国的な放射線測定基準を設定する。これにより、国内の放射線測定の厳密性を保ち、国際的な比較を可能にする。

STUKは、国内顧客向けに放射線量測定、放射能の判定などの専門的サービスを提供する。国外での専門サービスは、主としてフィンランド内務省と欧州連合の要請で行う。

STUKの業務で重要なのは、研究、環境における放射線管理、緊急事態対策である。研究成果は科学雑誌、出版物、センターの発行物に発表する。新しい研究プロジェクトについては、機関誌である『Alara』、インターネットのホームページ、小冊子、ガイドで明らかにする。

STUKの職員は290人である。


Radiation and Nuclear Safety Authority, STUK
Laippatie 4
PL 14, 00881 Helsinki
Telephone: +358 9 759 881
Fax: +358 9 7598 8500
e-mail:firstname.lastname@stuk.fi
Internet home pages: http://www.stuk.fi/