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国際安全衛生センタートップ国別情報(目次) > フィンランド 労働安全衛生行政と労使関係
2.フィンランドの行政機関と権限

フィンランドは議院内閣制である。フィンランドの行政機関は非常に多くの権限を有しており、人々の生活のあらゆる側面を網羅している。行政機関は一般的に3つに分けられる。:

  • 政府と省
  • 県庁
  • 市町村役場

政府は意思決定機関としては全体会議であると同時に、広い意味で13省全てにより構成されるとも考えられる。これらの省は以下の通り。:
  • 首相府(the Prime Minister's office)
  • 外務省
  • 司法省
  • 内務省
  • 防衛省
  • 財務省
  • 教育省
  • 農林省
  • 輸送通信省
  • 貿易産業省
  • 社会問題保健省(Social Affairs and Health)
  • 労働省
  • 環境省

各省は関係機関と密接に協力し、大統領および政府の閣議でなされる意思決定の内容を立案、執行する。どの省がどの分野の責任を有するかは法律に明記されており、一般的にその名称が示している。どの省の管轄にも属しない事項は首相府が処理する。