このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
担当省庁
(資料出所:国際安全衛生センター海外調査)

連邦労働社会保障省について
(Secretaria del Trabajo y Prevision Social,STPS)

  • 住所:Valencia #36 c.p.03920,Mexico,D.F

  • URL:http://www.stps.gob.mx

  • 総職員数は約5,000名。

  • 各州(31州)及びメキシコシティに地方事務所(FederalDelagation of Labor)を有し,労働安全衛生,検査,法規,研修を管轄している。 このうち労働安全衛生の要員は2〜3名程度である。地方事務所の職員は現地採用され転勤はない(身分は連邦職員)。

  • 各州政府も独自の労働機関を有するが,名称及び規模はまちまちである。連邦政府の専権事項は22業種であり,他の業種を州政府が担当する。

  • 組織図



労働安全衛生総局について
(Direccion General de Seguridad e Higiene en el Trabajo, D.G.S.H.T.)

  • 職員数 約40名

  • 二つの局を有する
      (a)規定局(Director de Normalizacion)
      (b)技術支援局(Director de Asistencia Technica)

  • 重点政策
    a.企業に対する
     技術支援
     企業及び労働者の共同による労働安全衛生に関する協定を作成させる。政府は,同協定の遵守状況を監視するともに,必要応じて勧告を行う。1年後に認証を与える。
     32職種中16種に対して集中的に支援を行っている。ただし,財政的な支援はない。
     1999年に本プログラムが発足。現在50社が認証済み。300社が申請中。

    b.安全衛生情報の
     普及
     労働災害予防文化の醸成を目的として,パンフレット及びガイドを発行し,中小企業へ配布している。
     ILOのWISEプログラムの普及を推進中。

    c.民間認証機関
     (Verification Units = VU)
     の推進
     新しい法制度の下では,政府の検査官に代わり各種検査及びコンサルティングを請け負う民間の認証機関の発足を認めており,現在約30機関が活動中。ただし,正規の検査に完全に代わるものではなく,一部の検査項目が免除されるのみである。