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国際安全衛生センタートップ国別情報(目次) > フィリピン「労働安全衛生基準」に関する手引書
「労働安全衛生基準」に関する手引書(改正)

(資料出所:Department of Labor and Employment発行
「PRIMER on the Occupational Safety and Health Standards」)

(仮訳 国際安全衛生センター)


規則1140
爆発物

「爆発物(explosive)」に関するこの規則は、爆発物、花火および他の火工品の製造・取扱・保管に適用されるものとします。

爆発物の製造・取扱・保管は、以下の場合にかぎり許されます:

  1. 認可された場所
  2. 他の目的で使用されない建物、ならびに
  3. 認可済み予防措置がとられている場合

  1. 建物が爆発物用建物とされる場合は?

いかなる量であれ、爆発物が建物内で製造、取扱、使用されるまたは一時的に保管される場合。


  1. 爆発物貯蔵庫(magazine)とは?

完成した爆発物を48時間以上貯蔵・保管する建物。


  1. 一つの爆発物貯蔵庫の最大容量は?

一つの爆発物貯蔵庫の最大容量は13,360kg(300,000ポンド)、もしくは雷管(blasting caps)2000万個です。


  1. 爆発物工場における建物計画の認可のための要求事項とは?

  1. 工場の建物、高速道路の位置や、既存または使用予定の保護壁を示した敷地の地形図、図面または見取図。これらの図面は縮尺1:2,000メートル(1インチが100〜200フィート)とし、白焼または青焼して3部作成して提出しなければなりません。
  2. 提案された爆発物貯蔵庫および他の事業所の図面や仕様は、少なくとも縮尺1:50メートル(1/4インチが1フィート)とし、白焼または青焼して提出しなければなりません。

  1. 要求事項の提出先は?

要求事項はすべて、建物の建築前に統合全国警察(Integrated National Police)に提出しなければならず、写しが労働地域局に渡されます。


  1. 立入検査のために工場監督事務所に保管されるべき情報とは?

  1. 各建物で通常の作業に携わる人員数、または最大収容可能人数。
  2. ある一時点に各建物での保管が許される爆発物の最大量および種類。
  3. 各建物で行われる作業の性質・種類と、そのような建物が自然または人造の保護壁で囲われているか否か、各保護壁の大きさ。
  4. 視察・立入検査の記録、および他の必要とされる情報。