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シンガポール 労働衛生部の概要

資料出所:人材開発省ホームページ゙
http://www.mom.gov.sg/MOM/CDA/0,1858,356------------,00.html

(仮訳 国際安全衛生センター)


労働衛生部(Occupational Health Department:OHD)

 1970年に設立された労働衛生部は、シンガポールに健康的な労働環境を育て、労働者の健康を守るための業務を行う。

 労働衛生部は、労働環境の評価と監視、医療調査および監視、宣伝活動の企画、助言サービスの提供を通じて、職場における健康上の危険を予防、管理し、職業病患者を減らすべく努力している。また、立法、作業標準、指針等の出版を通じて労働衛生基準を定める。労働衛生部の職員は、認識された危険に晒される労働者を監視し、職場環境を評価することにより、衛生基準が遵守されていることを確認する。


主要戦略:
基準の遵守徹底
最良慣行の奨励
研究と革新


取り組み:
労働衛生部は、産業界における自己規制の促進に懸命に取り組んでいる。法執行においては公正かつ一貫性のある毅然とした手法をとり、労働衛生問題に関するフィードバックや懸念に耳を傾け、時宜にかなった情報提供、助言、指導を行う。


労働衛生における三者間協力
 労働衛生部では何年もかけて、三者間協力の文化を確立してきた。それは、あらゆる労働衛生問題において、事業者や労働者から意見を聞き、関与させるというものである。協力機関としては、全国労働組合会議(NTUC)、シンガポール全国事業者連盟(SNEF)、シンガポール産業連盟(SCI)がある。こうした手法は労働衛生における卓越性を実現する上で、成功の土台となると確信している。


国際協力
 労働衛生部は、下記のように、労働衛生に関する様々な国際ネットワークおよび計画に参加している。
  • 世界保健機関(WHO)労働衛生協力センター
  • 国際労働機関(ILO)国際安全衛生情報センター(CIS)ネットワークのシンガポール・ナショナル・センター
  • ILO国際労働安全衛生危険警告システムに参加するシンガポールの指定団体
  • WHOの衛生上の危険に関する予防管理交換(PACE)プログラム

積極的に外部機関と接触
 労働衛生部は、事業者や従業員、労働衛生分野のサービス業者および製品メーカー、学界、メディア専門家、他の政府機関の職員に自ら接触を図るなど、積極的な手法をとっている。労働衛生に関する地域的および国際的な情報網や訓練プログラムにも、積極的に参加している。また、労働衛生上の危険の監視・管理における新しい製品・技術・サービスの情報を歓迎する。情報共有のため、喜んでこれらの製品・サービスを再審査する。


連絡先:
18 Havelock Road #03-02
Singapore 059764
ファクス:(65)63171140
電子メール:mom ohd@mom.gov.sg


サービス基準

  • 職場の衛生に不安がもたれている場合、労働衛生問題に関する意見に7営業日以内に対処する。
  • 労働衛生診療所を予約時間に来訪した人には、30分以内に対応する。