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家政婦への安全訓練


資料出所:National Safety Council of Singapore発行
「NEWSLETTER」 Vol. 1/2001 No.2

(訳 国際安全衛生センター)


シンガポールでは不慮の事故が死因の上位5番目となっている。
不慮の事故による年齢別死亡率が調査されているが、不慮の事故は就学前年齢層、就学年齢層および若年成人層の死亡原因のトップに挙げられている。
一つの死亡事故発生の裏には、はるかに多くの入院するに至った怪我、病院の救急センターへ行った人、そして更に多くの自分で治療したり、家庭内治療で済ませた人達がいることであろう。

ここシンガポールでは、50%を超える家族が共働きであり、子供達や年老いた親達を家政婦やデイケアー施設に任さねばならないのである。

シンガポールには、14万人を超える外国人家政婦が働いている。
外国人家政婦達は、異なる環境の国々から来ており、近代化や都会化といった変化を克服しなければならないのである。こうした家政婦達にも死亡や怪我は、起こっている。
それ故、こうした家政婦達に家事の安全と自身の身の安全の訓練を行うのは、重要である。

特に外国人家政婦達に注がれている懸念に配慮し、シンガポール全国安全評議会では、家政婦達の仕事の安全面を訓練する為に一日コースの「家政婦の為の安全訓練」を始めた。
この家政婦訓練は、シンガポール全国安全評議会家庭安全委員会委員長マイイント・マイイント・テーイン博士(Dr Myint Myint Thein)が主宰するシンガポール全国安全評議会により組織された地域サービス・プロジェクトである。このコースは、シンガポール全国安全評議会公認の看護師により、家政婦の出身国の言葉で行われた。

カキ・ブキット地域センター運営委員会協賛で、カキ・ブキット地域センターで、2001年8月4日(土)に開催された「家政婦の為の安全訓練」の初会合には、18人が参加した。
第二回は、タマン・バカーン家族サービス・センターと北東地域開発評議会の協賛で、タマン・バカーン家族サービス・センターで2001年9月1日(土)に開催された。

シンガポール全国安全評議会では、この安全訓練コースに参加した家政婦に参加証明書を出すことにしている。