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シンガポールの職業性疾病に関する調査(1999年)
職業性皮膚炎

資料出所:人材開発省発行「Annual Report 1999 Department of Industrial Health」
(訳 国際安全衛生センター)

職業性皮膚炎

1999年は総計116人(前年度は132人)の労働者が職業性皮膚炎に罹患した(労働者10,000人当り0.59人)。

これらの患者の大多数(70%)は、セメント、油、樹脂、溶剤、ゴム、湿潤個所での作業などによる刺激が原因であった。残りの30%は、酸、アルカリ、摩擦、洗剤、食料品などの他の原因によるものであった。

最も多くの患者――全患者の30%――を出したのは建設業であった。表を参照のこと。

表 1999年の職業性皮膚炎患者の産業別分布
SSICコード 産業 患者数 10,000人当りの
発生率*
45 建設 35 2.68
28 組立金属製品の製造 10 5.45
31 電気製品・部品の製造 8 0.61
26 非金属鉱物(石油・石炭)製品 7 11.5
29 機械・機器の製造 6 1.48
33 輸送機器の製造 6 1.77
55 ホテル・レストラン 4 0.33
50 卸売業・仲介業 4 0.35
93 その他のサービス事業 4 1.0
99 法が適用されない団体・機関 4 22.3
75 公務・防衛 3 0.25
85 保健・社会事業 3 0.56
34 家具の製造 3 1.52
32 医療・精密・光学機器、時計の製造 3 2.68
63 輸送業務、旅行代理店業務の支援、補助 2 0.26
24 化学物質・化学製品の製造 2 0.85
15 食品・飲料の製造 2 1.08
20 木材・木材製品・コルク(家具を除く)の製造 2 7.16
74 その他の事業活動 1 0.09
80 教育 1 0.11
70 不動産・賃貸などの事業活動 1 0.25
92 レクリエーション・文化・スポーツ活動 1 0.34
22 記録媒体の出版・印刷・複製 1 0.40
25 ゴム・プラスチック製品の製造 1 0.69
30 電気機械・器具の製造 1 0.93
90 下水・廃棄物処理や衛生などの事業 1 1.46
    総  計 116 0.59*


* 分母は1999年6月現在の労働力調査統計に基づく。