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シンガポールの職業性疾病に関する調査(2000年)
職業性喘息

資料出所:シンガポール人材開発省労働衛生局発行
「Occupational Health Department Annual Report 2000」
(訳 国際安全衛生センター)


職業性喘息

3人が職業性喘息を患っていることが確認された。

1人は看護官で、メチレン−ジフェニル−ジイソシアナート(MDI)を含有する合成樹脂ギプス包帯への暴露の結果、喘息になった。彼女は、合成樹脂ギプス包帯が原因で喘息になったシンガポール初のケースである。

もう1人はエレクトロニクス工場の生産オペレーターで、エポキシ化合物の加熱により喘息を発症させた。

3人目はバッテリー工場の生産オペレーターで、濃縮水酸化カリウムを扱っている時に喘息の発作に襲われた。

配置転換や原因物質への更なる暴露を無くした後、3人とも回復した。