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シンガポールの職業性疾病に関する調査(2000年)
潜函病/気圧障害

資料出所:シンガポール人材開発省労働衛生局発行
「Occupational Health Department Annual Report 2000」
(訳 国際安全衛生センター)


潜函病/気圧障害

28人が気圧障害に罹り、1人が潜函病に罹った。

圧縮空気が使用されていたMRTノースイースト線(鉄道)の建設に従事していた28人の作業員が軽い気圧障害に罹った。彼らは加圧中に耳と前頭洞のいずれかまたは両方に痛みを覚えた。そして直ちに圧縮空気作業から外された。永久障害となった者は1人もいなかった。過半数が新入作業員であり、そのうちの何人かは中間圧力室に入る以前に上気道感染症を患っていた。1人を除いて全員が圧縮空気作業に戻っている。会社は、医学的禁忌および圧縮空気作業に対する予防措置に関して作業員の教育体制を強化するよう勧告を受けた。

フリーの職業ダイバーの肘が硬直した。水中で幾つかのパイプラインの保守作業を行った後の1種減圧症であった。潜水は正しい手順で行っていた。治療後彼は回復した。