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シンガポールの職業性疾病に関する調査(2000年)
労働衛生診療所

資料出所:シンガポール人材開発省労働衛生局発行
「Occupational Health Department Annual Report 2000」
(訳 国際安全衛生センター)


労働衛生診療所

労働衛生局の医師と看護師が月1回、保健省のアン・モ・キオおよびゲイラン総合診療所で2つの労働衛生診療所を開く。これは、労働者に労働衛生管理を受けやすくし、職業性疾病の早期届出を容易にする。 同局は4つの合同専門診療所も運営している。職業性皮膚病診療所が国立皮膚センターと共同で運営されている。また、2つの職業性肺疾患診療所がタン・トク・セン病院とシンガポール総合病院で運営されている。4番目のの診療所である職業性難聴診療所は、タン・トク・セン病院耳鼻咽喉科の専門家と共に2000年4月に運営を開始した。

2000年には、これら6個所の診療所で合計288人が受診し、79件の職業性皮膚炎、10件の初期の騒音性難聴、2件の職業性喘息、2件の珪肺、1件の金属粉塵による上部気道の炎症、1件の金属ヒューム熱、1件のカドミウム過剰吸収が確認された。