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硬化ワニスと紫外線放射

資料出所:資料出所:National Institute for Working Life発行
「WORKING LIFE」 2000年 No.3
(訳 国際安全衛生センター)

原文はこちら


木材業界で使用が増えている紫外線硬化ワニスと塗料の作業に携わる労働者は、強度の紫外線放射とアクリル酸塩に暴露して皮膚を損傷する危険にさらされている。スウェーデン国立労働生活研究所のJouni Surakka氏が報告書で明らかにした。

紫外線で硬化されたワニスと塗料は、アレルゲンおよび皮膚を刺激する成分をもつことがすでに証明されている。だが、これらの皮膚への暴露についての研究は、これまで適切な測定方法がなかったため行われなかった。

今回、Jouni Surakka氏は6つの木材工場のワニス工程で、紫外線暴露の危険性を調査した。測定は、太陽灯約600個分に相当する能力をもつ紫外線ユニットを中心に、その周辺の様々な場所で行った。1日当たりの許容最大値への暴露時間を計算したところ、限界値を簡単に超えそうな場所が多数あった。

今回、開発された測定方法により、紫外線硬化ワニスに含まれる皮膚に有害な物質への暴露リスクを、詳細に調査できるようになった。この測定方法は、アクリル塩酸を使用する歯科医などの職種の調査にも活用できる。

Judit Hadnagy (フデイト・ハドナイ)

研究の詳細についてはJouni Surakkaまでお問い合わせを。
電話 +46 8 730 92 55 / jouni.surakka@niwl.se


この記事の出典 National Institute for Working Life発行「WORKING LIFE」 2000年 No.3 は国際安全衛生センターの図書館が閉鎖となりましたのでご覧いただけません。