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平成12年10月更新

序文 − 不断の革新に向けて安全衛生対策を


中華民国工業安全衛生協会は、創立以来40年、工業安全衛生の改善、労働災害の防止、作業環境の改善、工業汚染の軽減に、協会の立場から日夜努力をしてまいりました。

当協会は、安全衛生教育訓練を全面的に普及し、更に特殊機械設備の検査業務を政府から委託されており、いわゆる代行検査の業務を発展させました。

産業安全雑誌は「季刊」に代わり「月刊」で出版することになり、毎月途絶えることなく続けてまいりました。1989年に政府委託を受け、プロジェクト研究、関係法規改正に関する研究を遂行、ならびに事業者の要請により、安全衛生施設を評価し、その改善を中小企業に指導する「技術服務組(技術サービス部)を設置いたしました。1999年に工業衛生実験室を拡大して、環境計測を中心に、サービスの対象を拡大してまいりました。

安全衛生教育訓練の実施においては、56種類以上のコースがあり、受講者の受講の利便性を考慮し、本島の中部、南部のサービスセンター以外に、台北市の松山、忠孝西路および新竹市、斗南市にセンターの拡充を継続してまいりました。現在安全衛生訓練のサービスセンターは10個所にのぼります。

当協会はアジア太平洋労働安全衛生機構(APOSHO)等の正式会員であり、十数カ国以上の国と密接な関係にあります。これ以外にも、常に各国のエキスパートや学者を招聘し、講演会や検討会を開催し、新しい知識や情報を収集してきました。現在、当協会は積極的に国際安全衛生のインターネットを設置中であり、更に多くの安全衛生書籍を出版すると同時に、目下2001年のAPOSHO-17の会議を積極的に準備しております。

当協会はその目覚しい活動を認められ、政府から幾度となく、表彰の栄誉を賜っております。

これまでの栄光を輝かしい業績に基づき、未来の展望をもって、当協会は不断の「革新にむけて安全衛生対策」を指導してまいります。

(国際安全衛生センター注:2000年3月に高金福理事長よりいただいたメッセージを掲載しています。)