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マヒドン大学公衆衛生学部


マヒドン大学はタイの国立大学で、労働安全衛生に力を注いでいます。ここでは、その中でも公衆衛生学部の組織・職員構成、安全衛生学科の活動についてご紹介いたします。

資料出所:「Annual Report 1998 Faculty of Public Health」)
(訳 国際安全衛生センター)


公衆衛生学部組織図



公衆衛生学部スタッフ構成

訳注) 管理・事務 :経理、人事、広報等
一般 :運転、清掃、保安、営繕等



公衆衛生学部・労働安全衛生学科の活動

労働安全衛生学科は1998年半ばに第2ビルの6階の新しい施設に移転しました。新しい施設によって、学科の学術プログラム、研究活動、研修コースなどの各種の活動の水準が向上しつつあります。

労働安全衛生学科の目標は労働安全および環境の分野において高度な能力を持つ学術機関となり、研究のリーダーとなることにあります。労働安全衛生学科はこの目標を達成するため、以下の具体的な目標を設定しています。

  1. 労働安全衛生学科および大学院(学士、修士、博士各課程)の授業の基本単位とカリキュラムを継続的に改善すること。
  2. 労働安全衛生および環境分野において、幅広く高度な知識を取得するための調査、研究を行うこと。
  3. 労働安全衛生・環境技術の全国的研修センターを設置すること。
  4. 政府および民間部門のためのコンサルティング・サービスを拡大すること。
  5. 国内、国際の諸機関との技術協力を促進すること。


労働安全衛生学科は現在、次のような調査プロジェクトを展開しています。
  1. VDT作業従事者に対する環境条件の影響研究
  2. 肺機能に対する運動の影響
  3. 東部海岸工業団地の環境影響およびリスク・アセスメント
  4. 木製および籐製家具製造、および木製、籐製製品のニス塗装などの有害性基準の設定
  5. 交通警察官のための空気浄化マスクの開発
  6. タイ国内の食品加工工場で低温室内労働に従事している労働者の調査

    この他、学部では、ボイラー研修、安全管理官研修のコースを年間を通じて、定期的に実施しています。




この記事の出典「Annual Report 1998 Faculty of Public Health」は国際安全衛生センターの図書館でご覧いただけます。