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速報英国HSEが「リスクマネジメントの原理」に関する意見を募集

新しいウィンドウに表示しますHSE [イギリス安全衛生庁]
press releases 2006年8月22日
(速報作成 国際安全衛生センター)

掲載日:2007.01.04

リスクアセスメント/マネジメントの手引き改訂については、新しいウィンドウに表示しますHSEのリスクマネジメントのウェブサイトに多くの資料がある。

これに続いて、リスクマネジメントを災害防止のために実効のあるものとし、形式的で無駄なものとなることを避けるための「必要なこと」と「避けるべきこと」をそれぞれ5項目に簡潔にまとめた「原理」の案が提示され、意見募集が行われている。

賢明なリスクマネジメントで「必要こと」とは、以下である。

  • 労働者と公衆の適切な保護を確実に行う。
  • 起こるおそれが大きく、重大な損失を招く、現実に存在するリスクの防止に焦点を置く。その費用は、社会全体として適切な範囲とする。
  • 革新と向上をうながすものとする。
  • リスクをもたらす人々が、その管理に責任を持つことが必要であり、管理の欠陥があるとき、事態が悪化するということを確実に理解させる。
  • 個人の各々が、自己の権利を主張するのと同じように、責任を果たすべきであることを理解させる。

また、「避けるべきこと」とは、以下である。

  • リスクがまったく存在しない社会を作ろうとする。
  • 無駄な書類の山を築く。
  • リスクが些細であっても、誇張したり、喧伝して人々をおびやかす。
  • リスクをおそれて、本来必要なレクリエーションや学習活動をさまたげる。
  • 損害や苦痛を生ずる現実に存在するリスクの防止を阻害する。

また、この案を作成した背景となった諸般の資料が示されている。

主なものとしては、

  • 安全衛生に関する意識の広範な調査(二千名の従業員、五百名の事業主、千名の一般市民、二百名のCEOを対象)
  • リスクと負担の均衡に関する意思決定についての調査報告
  • ウェブフォラムに提出された意見の集約(数ヶ月の間に450件の意見が投稿されたという。)がある。

新しいウィンドウに表示します諸資料のダウンロードもできる。

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