リスクマネジメントは、単に形式的に体裁を整えることではなく、実際の危害や苦痛から人々を守る実践的行為であるべきだとHSEは考える。とは要するに、危害をもたらす可能性のあるすべての活動を止めることが安全衛生だと思われることがよく見られる。しかし、これはHSEの考えているる実効性のある安全衛生のあり方ではない。HSEの願いは命を救うことであって、社会活動を止めることではない。HSEが目指すアプローチは、到達不可能な目標である絶対の安全と、生命と経済に損失を与える劣悪なリスクマネジメントとの間の適切なバランスを確保することである。
HSEでは、多くの企業や組織、個人を対象に行った調査と意見募集に基づいて、実効あるリスクマネジメント原理をごく簡潔な数項目にまとめ上げた。
HSEでは、地域行政やさまざまな組織と協力して、実効あるリスクマネジメント原理の実践を推進している。実際の取り組みのうちいくつかを以下に示している。
あなたも次のような手段を通じて、実効のある安全衛生へのアプローチの推進に協力することができる。