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蒸気雲爆発の事故原因究明にコンピュータ・モデリング

J. Keith Clutter a*, Mark G. Whitney b*


aCollege of Engineering, University of Texas at San Antonio, 6900 North loop 1604 West, San Antonio, TX 78249, USA
bEQE International, Inc., San Antonio, TXUSA

資料出所:Elsevier Science発行「Journal of Loss Prevention in the Process Industries」 Volume14, Number 5, 2001年9月号 p.337
(訳 国際安全衛生センター)


要約

産業上の爆発事故の後に発見される機器、設備の損害を使って、爆発に至る最も蓋然性の高いシナリオを明らかにする研究が進められている。本論文はこの損害に関する情報をコンピュータ・モデル化し、蒸気雲爆発(VCE)のプロセスと損害をシミュレートする方法を説明している。このプロセスでは損傷を受けた物品を集め、それらを分析して損害を引き起こすのに必要な爆風の荷重を推定する。この情報をVCEシミュレーション・ツールに利用し、いくつかの爆発シナリオ候補をモデル化する。このツールはシナリオを詳細な三次元図面に表示する。蒸気雲の規模と位置についてある範囲の候補を分析した結果、1つの候補シナリオがすべての実際の損害を生むことが分かり、その候補の蓋然性が最も高いことが判明した。


JICOSH註)
蒸気雲爆発(VCE):可燃性物質が大量に気化し蒸気雲を形成する。これが引火したものを蒸気雲爆発という。



*「Journal of Loss Prevention in the Process Industries」のホームページ:http://www.elsevier.com/locate/jlp
*「ScienceDirect (tm)」のホームぺージ: http://www.sciencedirect.com




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