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騒音、安全違反で174,500ドルの罰金

資料出所:BNA発行「Occupational Safety and Health Reporter」30-21
(訳 国際安全衛生センター)


アメリカ労働安全衛生庁(OSHA)は5月22日、OSHAの監督中に見つかった騒音の危険およびその他の安全衛生違反により、ジョージア州の工場が174,500ドルの罰金を課せられることになったと発表した。

エリクシール・インダストリーズ社のジョージア州フィッツジェラルド工場で、意図的な違反2つを含む合計14の違反が見つかり、騒音の危険に対して110,000ドルの罰金が課せられた。同社(本社カリフォルニア州ガーデナ)は、金属板、鋼鉄、その他の金属製品のメーカーである。1998年度の就労不能日の割合が高いことから工場の監督を行い、今回の召喚に至った。

OSHAが指摘した重大な違反は9件にのぼり、電池の酸に触れる可能性がある従業員に対して洗眼用および緊急シャワーを用意していない、聴力を損失した従業員を保護するための継続的管理手段を用意していない、ガソリンおよび液化石油ガスタンクの損傷および流出を防ぐ手段が適切でない、従業員に裂傷を与えたり身体の一部を切断したりする可能性のある設備に危険防止手段を講じていない、従業員を感電から守る手段を講じていない、等の違反が見つかった。またロックアウト・タグアウト(lockout-tagout)の基準に関する繰り返し違反が1件、疾病および負傷を正確に記録していないことに対するその他の重大な違反が2件あった。同社は15営業日以内に召喚に対する異議申し立てを行うことができる。

http://www.bna.com