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労働安全衛生活動のネットワークおよびベトナムにおける最も能力の高い労働安全衛生活動家を選別するベトナム初の選考会 国立労働保護研究所(NILP)エンジニアNguyen Quoc Hung
ベトナムでは、労働安全衛生活動家とは、知識を習得した優秀な労働者であり、労働安全衛生業務に活発に従事し、職場で労働安全衛生に携わる代表者として他の労働者に選択された者である。労働安全衛生活動家は管理者から公式に任命を受け、労働安全衛生規制を遵守し、労働安全衛生の実施を管理し、職場の労働条件や環境の改善に関して提案や奨励案を提出するために労働者を結集する際の主な責任を付託される。 労働安全衛生活動者のネットワークは、安全性および労働者の健康面の改善に対して、非常に効果的な役割を果たしている。ベトナム労働総連合(VGCL)は常に、このネットワークに注意を引き、継続して展開を行っている。現段階では、国有企業の全てが労働安全衛生活動家のネットワークを設立しており、国内ネットワーク全体として、140,000人の労働安全衛生活動家がいる。 最も能力の高い労働安全衛生活動家を奨励し、賞を与えることで、1997年以降の活動家の品質を高めることを目的として、政府から民間までのあらゆるレベルで、最も能力の高い労働安全衛生活動家を決定する選考会が実施された。選考会当日は、労働安全衛生スタッフが労働安全衛生の活動経験を交換するための祝日である。最近ではベトナム労働総連合(VGCL)が、1998年8月26日25〜26日にハノイにおいて、最も優秀な労働安全衛生活動家を選出するというベトナム初の選考会を開催し、34州と中央組織9団体から158人の活動家が参加した。選考会の内容は、労働安全衛生のあらゆる局面に関する論理知識および実施知識などである。準決勝後、25人の活動家が決勝へと進み、残りは優秀な労働安全衛生活動家として評価された。決勝の結果によって、1位の活動家が1人、2位の活動家が2人、3位の活動家が3人選ばれベトナム労働総連合(VGCL)により賞を授与された。 最も能力の高い労働安全衛生活動家を選考するという国家初の選考会は、新たな時代の幕開けとなり、労働安全衛生問題への対応おいて大規模な活動を展開し、労働者、活動家、企業が労働安全衛生の活動を行う可能性を高める動機付けとなり、労働安全衛生の促進や教育を高め、従業員や事業者の労働安全衛生に対する責任や義務を拡大するという、実用的要求を満たした。
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