(資料出所:ILO発行「Promotional Framework for Occupational Safety and Health」
International Labour Conference, 93rd Session, 2005, Report IV (1), Annex I, pages33-48)
雇用・職場関係連邦省(Federal Ministry of Employment and Workplace Relations)は2002年5月、すべての州および準州を代表する職場関係大臣評議会(Workplace Relations Ministers' Council)に代わり、「全国労働安全衛生戦略2000〜2012年」(National Occupational Health and Safety Strategy 2002-12)を発表。この中でオーストラリアの労働安全衛生の実績向上へ向けた取り組みの概要を示し、以下のことを目標として掲げた。
残りの4つの優先課題に含まれるいくつかの要素は、短期的成果を上げるのに効果があるであろう。しかしながら、これらの要素はまず第一に、長期的で持続可能な結果の達成に貢献することを期待されている。全国レベルでの優先課題のそれぞれについては、当該時点での適切性と実効性を見極めるために定期的に評価を行うことになっている。評価の方法、進捗状況を把握するための基準、マイルストーン、およびその他の指標は、「全国労働安全衛生戦略」実施の初期段階で策定される。閣僚らは、事業者と労働者の代表である全国労働安全衛生委員会(National Occupational Health and Safety Commission)に対し、戦略実施の進捗状況についての年次報告、および「戦略」の定期的な見直しと改善の確実な実施を求めている。