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NSC発行「Safety + Health」2001年1月号

ニュース 

企業は、対応に遅れ

オランダ政府が行った、職場の暴力とセクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)に関する調査では、使用者は、対応が遅いことが判明した。

1994年以来、オランダの法令では、使用者は、職場の暴力と嫌がらせに関し、その危険度を測り、予防措置を採るよう義務づけられている。しかし、前掲の調査では、企業の3分の2は、苦情処理担当職員の任命すらしていなかった。

オランダ社会問題・雇用省のレックス・フォン・デル・スライス職場の暴力専門官は、政府は、この問題について、より強力な法令で臨もうとは考えていないと語った。その代わりに、労働監督官が、他の安全衛生問題と同様、職場の嫌がらせについて調査し、苦情を取り調べることになる。 S+H