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NSC発行「Safety + Health」2001年2月号

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フランス、法律で、女性の夜業を禁止


 フランス上院は、女性の夜業規制の廃止を企図した政府法案を却下した。1979年、管理職、技術管理職の女性は例外とされたとはいえ、フランス労働法は、依然、工業部門の女性の午後10時から午前5時までの就業を禁じている。(その例外とされた人達も1987年には特にシリアスな環境や交替勤務での連続勤務は禁じられた。)

 ヨーロッパ連合(EU)は、医療、妊娠、強制交渉条項も含めた同法案を推進したとして、とくに、長期夜勤による健康への悪影響に関連して、フランス政府に罰金を課した。女性の権利担当国務長官は、政府は屈しないと語った。

 フランスの女性労働者の6%は、夜業に就いており、1990年代に比べ、大幅に増加した。