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NSC発行「Safety + Health」2002年7月号

ニュース

事業主の健康保険給付負担、増加

 ワシントン − 最近発表された全米補償調査のデータによると、事業者は、昨年、被保険者である従業員一人あたり平均4,891ドルの健康保険給付を支払い、費用総額は、212億ドル強へと増加した。
 つまり、2001年度には10.5%増えたというわけで、健康保険給付が、年間5%未満の伸びにとどまっていた1990年代の大部分と逆行する傾向であると、資料は分析する。健康保険給付は、労働者補償総額の6%を占めるが、民間部門では、補償コストの増額分の19%を占める。労働者補償は、保険給付、賃金、給与などを含み、2001年度は、4兆4,500億ドルにのぼった。
 経済調査・教育機関である雇用政策基金は、労働統計局が4月25日に発表した資料を吟味した。調査は、7,300の事業場を対象としたものである。