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NSC発行「Safety + Health」2002年12月号

OSHAの最新情報

爆発事故で、看板会社を処罰

 2002年4月25日、ニューヨーク市の建築看板製造業者の建物が爆発、31名が負傷、従業員11名が入院した事故で、OSHAは、同市の看板会社3社に対し、厳しい罰金刑を提示した。
 OSHAが召喚し、115,100ドルを課金したのは、カルテック・インダストリーズ・グループ(株)、ビッグ・アップル・サインズ(株)、サインズ・アンド・デカルズ(株)の3社。
 OSHAマンハッタン地区事務所のリチャード・メンデルソン所長によると、カルテック・インダストリーズ社工場の地下で起こった爆発事故後の臨検で、事業者は、非相容性化学廃棄物質の混合による危険から労働者を保護するのを怠り、文書によるハザード・コミュニケーション・プログラム(Hazard communication program)の作成と実施を怠り、有害化学物質の容器への適切な表示を怠ったことが判明した。2002年5月2日の再臨検で、他の2社が使用していた設備内でも、多くの違反行為が露見した。