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NSC発行「Safety + Health」2005年4月号
産業特集
ワシントン − 官報(Federal Register)に発表された最終規則によると、連邦鉄道庁(Federal
Railroad Administration)は、踏切で、列車が自動車のドライバーに見えやすいように、機関車、貨車の両側面に反射板を取り付けるよう、3月4日付けで、鉄道各社に義務づけた。同庁は、運輸省((Department
of Transportation)の一部局である。
運輸省によれば、幹線道路と鉄道が交差する踏切における衝突事故のおよそ4分の1は、踏切を通過中の列車に自動車が突っ込んでいる。列車の大きなサイズや暗い色は、照明が暗い、あるいは見通しが悪いことも手伝って、自動車のドライバーが前方の列車を見つけにくくしている可能性がある。今回の反射板は、列車の存在を視覚に訴える警報で示し、この種の事故の件数や強度を減らそうとするものであると、当局は述べた。
本最終規則は、鉄道各社に対し、機関車には5年以内に、貨車は10年以内に、黄色か白の反射板を装着するよう義務づける。
反射板は、新しく製造される機関車、貨車のすべてに取り付けられる。既存のものについては、義務づけられた期間内の取り付け計画がすでにある場合を除き、定期整備や修理の際に、取り付けられる。
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