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火災予防に役立つ整理整頓の方法
Effective housekeeping for fire safety

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年4月号 p.2)
(仮訳 国際安全衛生センター)


整理整頓をきちんと行うことは、効果的な防火プログラムの重要な一部である。監督者は前向きな姿勢で労働者に接し、常に整理整頓の規則を徹底させなければならない。作業区域では、各人が個々に責任を負って不要な可燃物をためこまないようにする必要がある。作業者は、交替勤務の終了時に担当作業区域の状態に責任を負う必要がある。全米安全評議会(National Safety Council: NSC)によれば、注意すべき点は以下のとおり。

  • 作業区域に置くことができる可燃物の量は、作業に必要な分量だけである。一日の作業終了時には、これらの可燃物を安全な指定保管区域に移動する必要がある。
  • 易燃性および引火性の物質は、所定の場所に保管する必要がある。保管場所は、発火源から離れていて、特別な消火対策が講じられている必要がある。最もよいのは蓋付きの金属製容器である。
  • 可燃性の液体または気体の入った容器やパイプは、密閉されていなければならない。こぼれたり漏れたりしたものは、ただちに取り除く必要がある。
  • 作業者は可燃性液体が衣服にかからないように注意しなければならない。可燃性液体が衣服にかかった場合には、作業を続ける前に着替えることを労働者に義務付けなければならない。
  • 通路と防火扉の部分に障害物を置いてはならない。階段吹き抜けに通じる扉をつっかえ棒で開けたままにしてはならず、階段吹き抜けには決して物を置いてはならない。
  • 物を置いて自動スプリンクラーの動作を妨げたり、消火器の設置場所、またはスプリンクラーや配水塔の制御装置の近くに物を積み上げたりしてはならない。