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5分間の安全ミーティング:日差しから労働者を守る
Five Minute Safety Meeting: Protect workers from the sun

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年8月号 p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)

掲載日2006.12.19

夏の高温多湿は、熱ストレス、熱疲労、熱射病といったさまざまな病気を引き起こすことがある。その徴候として、頭痛、めまい、立ちくらみ、失神、脱力感、気分の変調、胃の不調などがある。重篤な熱射病では死に至ることもある。

 労働安全衛生庁(OSHA)の“熱ストレス”QuickCardには、こうした病気を防ぐための指針や助言が記載されている。次に示すのはその一部である。

  • 高温によって引き起こされる病気の徴候について知る。自分自身と同僚の状態に常に気を付ける。
  • 直射日光およびその他の熱源を遮断する。
  • 送風機とエアコンを使用する。一定時間ごとに休憩する。
  • たっぷり水を飲む。15分ごとにコップ1杯の水を目安にする。
  • 明るい色の軽くてゆったりとした服を着る。
  • アルコール、カフェイン、胃にもたれる食事を避ける。
  • 熱ストレスの徴候を示す労働者がいたら、ただちに911または地元の救急電話番号に通報する。
  • 救急サービスの到着を待つ間、当該労働者を日陰に移動し、着衣を緩めるか余計な衣服を脱がせ、冷たい水を飲ませて霧吹きで水をかける。

 上記に加え、OSHAと全米安全評議会(NSC)では労働者に対し、頭と顔が熱くなるのを防ぐためにつばの広い帽子を着用し、一日で最も気温の高い時間帯には日陰や涼しい場所で頻繁に休憩を取り、紫外線による皮膚の損傷を最小限に抑えるためにSPF(日光阻止因子)15以上の日焼け止めを塗布することを推奨している。

 熱ストレスの詳細については、新しいウィンドウに表示しますwww.osha.gov/SLTC/heatstressにアクセスのこと。