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5分間の安全ミーティング:適切な手袋を選ぶ
Five Minute Safety Meeting: Which glove to choose?

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年1月号 p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)


作業手袋は手の傷害を防ぐのに大いに役立つが、作業に見合った適切な手袋を選べば、無用な傷害をいっそう効果的に防ぐことができる。
  作業に手袋が必要な場合には、従業員の選んだ手袋が適切にフィットして快適であること、さらに目的の作業に特有のハザードから手を保護する効果があることを確認する必要がある。
  以下に示すのは、カンザス州ロレンスのカンザス大学運輸センターが出している、一般的な種類の作業用保護手袋についての手引きである。
  使い捨て手袋:一般に軽量プラスチック製で、あまり刺激性の強くない物質から手を保護するのに役立つ。
  布製手袋:木綿製または混紡製の手袋は、一般にすべりやすいものを取り扱う際のグリップ力を向上させる目的で使われる。極端な温度でなければ、高温や低温から手を保護するのにも役立つ。
  ゴム手袋:一般に「ゴム」手袋と呼ばれるが、ゴムのほかにネオプレン、ポリビニル・アルコール、ビニール製のものもある。腐食性物質や石油関連製品から手を保護するのに役立つ。
  金属メッシュ製手袋:切り傷や引っ掻き傷から手を保護するのに使われる。刃物またはその他の鋭利な工具を使う労働者向けの手袋である。
  革手袋:火花によるけがや、ザラザラした面にふれる際の擦り傷を防ぐのに使われる。また、電気が関係する作業で絶縁ライナーと組み合わせて使われる。
  アルミ手袋:高熱から手を保護するために、アルミ蒸着加工を施した織物で作られている。通常、融解した物質に触れる労働者が使用する。
  作業によっては、手袋に加えて保護クリームや腕カバー、ハンドミトン、ミトン、指袋がさらに必要になる点に注意する必要がある。