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5分間の安全ミーティング:電気の安全を点検する
Five Minute Safety Meeting: Checking up on electrical safety

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年7月号 p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)

掲載日2006.12.07

電気は正しく使わないと、財産に損害を与え、火事を引き起こし、労働者にショックを与えたりやけどを負わせたりすることがある。適切な安全慣行は、労働者が電気のハザードを最小限に抑え、災害のリスクを低減させるのに役立つ。労働者には、危険な電気器具を扱う前に以下の項目を必ずチェックさせるようにする必要がある。

  • 電気器具に関係する作業を行うことができるのは、しかるべき訓練を受け、資格を有した許可された労働者だけであることを知っているか。
  • 電気技師による器具、工具、機械類、および照明器具の点検が済んでいて、これらの器具が電気工事規定に従って正しく機能するようになっているか。
  • 延長コードや電気製品のコードの手入れが行き届いていて、本来の使用に見合った適切な等級のものが使われているか。
  • 3本脚のプラグには差し込み先が3つあるコンセントを使用しているか。
  • 漏電遮断器(ground fault circuit interrupter: GFCI)で回路を保護しているか。
  • 制御盤の蓋は閉めてコンセントボックスにカバーを付けているか。
  • 濡れた場所や湿った場所、接地されていない器具や電流の通るところ、またはその近く、被覆されていない電線のそばで作業しないようにしているか。
  • 本来の使用目的にかなった方法で器具や工具を使用するか。
  • 破損したり欠陥のある器具、工具、または機械類があればただちに報告するか。
  • 電気的ハザードの存在を示す警告表示には注意しているか。
  • 適切なロックアウト/タグアウト手順を守っているか。
  • 電気と接触するおそれがある金属製装身具は外しているか。
  • 装着が義務付けられている場合に目の保護具を着用するか。
  • 表面が濡れた場所や湿った場所ではゴム底の靴や長靴を着用するか。
  • 電気を使う作業を行うときは安全性に関する認可を受けた手袋を着用するか。
  • 各種の接続やアース線がしっかりと固定され、断線がないことを確認したか。