中央労働災害防止協会 技術支援部 国際センター配信 No.001(2018.5.16) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★JISHA INTERNATIONAL OSH-Net CLUB (略称:I-OSHクラブ) (海外の安全衛生分野の最新情報を提供するメールマガジン) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中災防国際センターでは、海外の最新の安全衛生情報の提供や日系企業担当者等への安全衛生教育等を通じて、海外においても、労働災害のない職場、働く人が安全で健康に働くことができる職場を実現していただくためさまざまな支援を行っています。今後は、メールマガジン「I-OSHクラブ」を通じて、皆様に海外の安全衛生の情報を定期的に配信いたします。 ==== 目 次 ======================================================= ・ 【ご挨拶】技術支援部長 南保 昌孝(なんぽまさのり) ・ 【最新の海外の安全衛生情報のご案内】(日本語)(中災防へのリンク) ・ 【最新の海外の安全衛生情報のご案内】(英語)(海外へのリンク) ・ 【海外の安全衛生に関するイベントのご案内】 ・ 【今月のPick Upキーワード】 ・ 【国際センターによくある問合せ(FAQ)】 ・ 【海外安全衛生情報交流会での事例発表募集】 ・ 【私の海外雑話】 ・ 【I-OSHクラブ メールマガジン登録のご案内】【編集後記】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ご挨拶】技術支援部長 南保 昌孝(なんぽまさのり) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「JISHA INTERNATIONAL OSH-NET CLUB」(I-OSHクラブ)の創刊にあたりご挨拶申し上げます。中央労働災害防止協会(JISHA)では、長年に渡り(1)ホームページなどによる海外情報の提供、海外進出企業の情報交流会の開催、アジア安全衛生SAKURAプロジェクトの実施、英語による日本の安全衛生法令の紹介など海外進出企業への御協力、(2)国際協力機構(JICA) が実施する研修の受託実施やJISHAパートナーシップ研修などの技術協力の実施、(3)アジア太平洋労働安全衛生機構(APOSH0)への参加や諸外国の安全衛生団体との交流など幅広い活動を実施してきております。この度創刊したI-OSHクラブにより、より多くの皆様に中災防の活動内容を知って頂くとともに、皆様のご意見やご要望を拝聴しより良い国際関係業務の展開を図りたいと考えております。末永くI-OSHクラブをよろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【最新の海外の安全衛生情報のご案内】(日本語) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 海外の行政機関等のホームページにおける安全衛生情報を日本語に翻訳し、中災防ウェブサイトに掲載しています。タイトル下のURLをクリックすると、中災防ウェブサイトへリンクされます。 ○ 「フランスの労働安全衛生制度」を更新(日本語)↓ http://www.jisha.or.jp/international/sougou/france.html ○ 「中国の2017年における死亡労働災害」を発表(日本語)↓ http://www.jisha.or.jp/international/topics/pdf/201804_01.pdf ○「ポーランド労働安全衛生制度」を更新(日本語)↓ http://www.jisha.or.jp/international/sougou/poland.html ○「タイの労働安全衛生制度」を更新(日本語)↓ http://www.jisha.or.jp/international/sougou/thailand.html ○「英国の労働安全衛生制度」を更新(日本語)↓ http://www.jisha.or.jp/international/sougou/uk.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【最新の海外の安全衛生情報のご案内】(英語) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 海外の行政機関等のホームページにおける安全衛生情報をピックアップして、お知らせします。タイトル下のURLをクリックすると、各機関のウェブサイトの英語ページへリンクされます(リンクは予告なく切れる場合があります)。 アメリカ安全衛生庁(OSHA) ○「アメリカ合衆国労働省労働安全衛生局担当副長官補佐の『労働者の追悼の日』」におけるステイトメント(ワシントンD.C.、2018年4月28日) 原題「Worker's Memorial Day April 28, 2018」 ★原文はこちら(英語) ↓ https://www.osha.gov/workersmemorialday/index.html ○「建設業における閉鎖空間について」 原題「Confined Spaces in Construction」 ★原文はこちら(英語)↓ https://www.osha.gov/confinedspaces/index.html EU委員会(EU Commission) ○「EU委員会は、がんの原因となる化学物質に対する労働者の保護を改善する更なる行動を講ずる。」(ブラッセル、2018年4月5日) 原題「Commission takes further action to better protect workers against cancer-causing chemicals」 ★原文はこちら(英語)↓ http://europa.eu/rapid/press-release_IP-18-2662_en.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【海外の安全衛生に関するイベントのご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 国際分野における企業の安全衛生活動支援のための安全衛生交流会やその他のイベント等についてご案内します。 ○「アジア安全衛生SAKURAプロジェクト」を実施(対象国:タイ) 厚生労働省の補助事業として、昨年度のベトナム語コースに引き続き、本年度はタイにおける日系企業を対象に「アジア安全衛生SAKURAプロジェクト」を実施します。 支援内容について 1「国内における研修」 日本の産業現場での実践活動のほか、全社的な取組みとして展開しているOSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)、リスクアセスメント、ゼロ災運動、5S等の取組みを伝え、海外進出日系企業の安全衛生管理担当者の能力向上を目指す現地語による安全衛生研修コースを実施します。 タイ語コース(11月12日(月)〜11月17日(土)) 2「海外における助言・指導」 「国内における研修」を受講した受講生の現地企業において実施します(バンコク近郊の事業場を対象)。日本から専門家を現地企業に派遣し、現場の状況に応じた2〜3時間程度の安全衛生に関する指導・助言等を実施します。 タイ(バンコク近郊)平成31年2月〜3月頃に専門家を派遣予定 費用について 国内研修実施時における受講生の往復渡航費及び滞在費等のみをご負担いただきます。 ◆詳細はこちら↓ http://www.jisha.or.jp/international/co-ope/sakura.html ○「第10回 海外進出 安全衛生担当者情報交流会」(無料)を開催(東京) 海外展開を図る企業の安全担当者等へ現地の最新の安全衛生情報の提供と担当者間のネットワーク構築の場を提供します(厚生労働省補助対象事業)。 日時: 7月13日(金) 13時15分から17時00分まで 場所:仏教伝道センタービル 8階「和の間」(東京都港区芝4-3-14) 対象:企業における安全衛生担当者等 参加費:無料(先着順60名) 講演:1「住友化学(株)における海外事業場の安全衛生管理体制について」 住友化学(株) レスポンシブルケア部 環境・安全 担当部長 伊藤 孝徳 氏 2「IDEC(株)における海外事業場の安全衛生活動の取組事例について」 IDEC(株) 生産・SCM本部 ロジスティクスセンター パワコン生産管理グループマネージャ 濱野 宏明 氏 申込方法:申込書を7月10日(火)までに事務局にファックスで事前にお申込み下さい。 ※ 交流会終了後に希望者のみによる会費制の懇親会の実施を検討しております(1人3,500円程度の会費予定)。 ★詳細はこちら↓ http://www.jisha.or.jp/international/exchange_communication/index.html ○「第11回日系企業安全衛生担当者情報交流会」(無料)を開催(中国・蘇州) 中国における日系企業の安全担当者等を対象に、「第11回日系企業安全衛生担当者情報交流会〜労働災害の削減と安全衛生活動の活性化へ向けて、ともに考えませんか」を中国・蘇州において開催します。ゼロ災害運動の実践、現場への定着に向け、KYTの実践交流ワーク、現場視察や参加者による意見交換等を通じてともに考えます(厚生労働省補助対象事業)。 日時: 9月5日(水) 9時30分から17時30分まで(予定) 場所:久保田農業機械(蘇州)有限公司(江蘇省蘇州市蘇州工業園区蘇虹東路77号) 対象:日系企業における安全担当者等 参加費:無料(先着順40名) <午前の部>(9:30〜12:30) ・開講式・オリエンテーション ・交流ワーク1・・・指差し呼称、指差し唱和等 ・交流ワーク2・・・KYT4ラウンド法 (安科院安全評価センター副主任謝英暉) <午後の部>(13:30〜17:30) ・情報提供1(13:30〜14:10) 「ゼロ災運動の導入と定着に向けて」 ((株)クボタ宇都宮工場勤労課安全衛生担当板橋陸) ・情報提供2(14:10〜16:10) 久保田農業機械(蘇州)有限公司の現場視察との意見交換 ・参加者による情報交流(16:10〜17:20) 「労働災害を減らすために、現場で今、何が必要かを参加者同士で 考える」 申込方法:申込書を記入の上、事務局にメールにてお申込み下さい(先着順で定員に達し次第、締切りとさせていただきます)。 ★詳細はこちら↓ http://www.jisha.or.jp/international/exchange_communication/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今月のPick Upキーワード】・・・「APOSHO」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「APOSHO」という言葉をご存知でしょうか?恐らくご存知の方は少ないかもしれませんが、アジア太平洋地域にも中災防のような安全衛生団体があります。それらの安全衛生団体が加盟する「アジア太平洋労働安全衛生機構」(APOSHO:Asia Pacific Occupational Safety and Health Organization)という組織のことです。その年次会議が32年ぶりに2021年に日本で開催されます。加盟団体における取組みや最新の安全衛生情報について発表を予定しています。一般の方も分科会には参加登録することが出来ます。プログラム等の詳細については、今後本メールマガジンでもお知らせします。 ◆詳細はこちら↓ http://www.jisha.or.jp/international/exchange/aposho/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【海外の安全衛生情報に関するFAQ】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 当センターによくある海外の安全衛生情報についての問合せ等を紹介します。 Q「各国の労働災害統計を比較したものはありますか?」 → A1 各国の災害統計はこちらのページに掲載されています。 「安全衛生統計(国別)」 http://www.jisha.or.jp/international/field/disaster.html A2 最新の国際比較は次のものです。 「EU加盟各国、アメリカ合衆国及び日本の近年における労働災害死亡事故の発生率について」 http://www.jisha.or.jp/international/statistics/201609_01.html A3 次のものは時期が2010年と古いけれどもグラフが良くまとまっていて参考になります。 「世界各国の業務上死亡災害10万人率比較」 http://www.jisha.or.jp/international/statistics/201001_02.html A4 次のものはEU中心に記載されていますが参考になります。 「EU労働災害統計」(2014年を中心として) http://www.jisha.or.jp/international/topics/201706_01.html A5 日本の災害発生状況や年1000人あたりの災害発生率が掲載されています(厚生労働省職場の「あんぜんサイト」)。 http://anzeninfo.mhlw.go.jp/user/anzen/tok/anst00.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【海外の安全衛生活動事例の発表を募集】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 当センターでは、年2回開催している安全衛生担当者等を対象とした「海外進出安全衛生交流会」(会場:都内)において、海外における日系企業の安全衛生活動の事例等をご発表いただける企業の担当者を募集しています。発表時間は、質疑応答を加えて、1社1時間程度です。発表にご興味のある方は、事務局までお問合せ下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【私の海外雑話】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 私の初めての海外出張先はインド南部の都市コーチでした。地理の教科書では「コーチン」と習ったはずでしたが、インドではイギリス植民地時代の街の名前から現地の発音に改名される動きがあったとのことです。ボンベイがムンバイに、マドラスからチェンナイへ、言葉から受ける雰囲気も随分と変わったような気がします。ある現地企業を訪問した際の出来事。日本式にコーヒーやお茶が出てくると思いきや、驚いたことに巨大な丸ごとのココナツの実が運ばれてくるではありませんか。これが南国式のもてなしなのかどうかは不明ですが、猛暑の中、その冷えたココナツジュースの味と姿は今でも忘れられません。また当時、街中の建設中の建物には今にも倒れそうな木の足場などを良く見かけましたが、現在はどうなのでしょう。私の中ではインドはまた行ってみたい気になる国のひとつです(住)。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【I-OSHクラブ メールマガジン登録のご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JISHA International OSH-Net Club(I-OSHクラブ)メールマガジンの登録を募集しています。興味のある方はどなたでも登録できますので、配信希望の方は、下記メールアドレスに、メールのタイトルを「メルマガ申込」として、(1)「登録したいメールアドレス」と(2)「会社名・部署」を記載の上、お申込下さい。なお、登録は何名でも登録可能です。 メールマガジン(I-OSHクラブ)申込先アドレス: kokusai@jisha.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回はこれまでの国際センターからのメールマガジンを一新して新たに配信する第1号のメールマガジンとなります。今後は海外の最新の安全衛生情報を迅速に提供することを心掛けつつ、内容も充実させていきたいと思います。当センターからの一方的な情報提供だけではなく、皆様方からの情報も今後は掲載させていただきますので、海外での安全衛生に関わるちょっとした出来事や活動事例などがあれば是非事務局までメールでご紹介下さい。(住) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 海外の安全衛生に関するご相談や本メールマガジンの内容に関するご質問等につきましては、下記までご連絡下さい。 中央労働災害防止協会 技術支援部 国際センター 〒108−0014 東京都港区芝5−35−2 安全衛生総合会館6階 電話 03−3452−6297 FAX 03―3454−4596 メール kokusai@jisha.or.jp ☆配信停止を希望される方は、件名に「配信停止」とご記入いただき、次のメールにご返信願います。 → kokusai@jisha.or.jp