「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」報告書が公表　～業務による心理的負荷評価表を見直し

厚生労働省の「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」は、精神障害の労災認定の基準に関する報告書を公表しました。この報告書は「労働施策総合推進法」により本年６月からパワーハラスメント防止対策が法制化されることなどを踏まえ、精神障害の労災認定基準の別表１「業務による心理的負荷評価表」の見直しについて検討を行い、まとめたものです。この報告書のポイントは、①具体的出来事等への「パワーハラスメント」の追加、②具体的出来事の名称を「同僚等から、暴行又は（ひどい）いじめ・嫌がらせを受けた」に修正したことです。厚生労働省ではこの報告書を受け、速やかに精神障害の労災認定基準を改正し、業務により精神障害を発病された人に対して一層迅速適正な労災補償を行っていくとのことです。詳細は、厚生労働省ホームページhttps://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11305.htmlに掲載。