2022.5.30

死亡者数は4年ぶりに増加、休業4日以上の死傷者数は平成10年以降で最多に~令和3年の労働災害発生状況、公表

厚生労働省は、令和3年の労働災害発生状況を公表しました。これによると、令和3年1~12月の労働災害による死亡者数は867人(前年比65人・8.1%増)と4年ぶりに増加となりました。休業4日以上の死傷者数は149,918人(同18,762人・14.3%増)と平成10年以降で最多となりました。
なお、新型コロナウイルス感染症へのり患による労働災害による死亡者数は89人(同71人・394.4%増)、死傷者数は19,332人(同13,291人・220.0%増)と前年に比べ大きく増加しました。
業種別の労働災害発生状況をみると、製造業の死亡者数は、前年比で1人(0.7%)増加し、事故の型別では、機械等による「はさまれ・巻き込まれ」と「墜落・転落」が多くを占めました。小売業、社会福祉施設および飲食店の死傷者数は、新型コロナウイルス感染症へのり患によるものを除くと、いずれの業種も事故の型別では、「転倒」が全数の約3割前後を占め、多い結果となっています。詳細は厚生労働省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25944.html別タブで開きます に掲載。