会場 福岡国際会議場 多目的ホール2 福岡市博多区石城町2−1
交通 JR博多駅からバスにて約15分
関東自動車工業(株)岩手工場管理部工場管理室 GL(グループリーダー) 岩間 弘幸
安全感性の高い人材づくりを目指し安全ワーキングを立ち上げた。活動のキーマンを組長とし「組長安全活動板」による意識向上を図ったが、一方通行の活動となってしまった。その反省を踏まえ、全員参加の活動や現場指導により、安全ワーキングと組長が一体となってリスクアセスメントを進めている。
九州旅客鉄道(株)小倉工場総務課 企画・環境安全 車両技術係 金谷 征児郎
当工場内には請負会社が9社あり、同一作業場で複数の会社の従業員が作業を行うため、各社と協力した総合的安全衛生管理体制が求められる。安全衛生協議会を設立し、ヒヤリハットカードやリスクアセスメントの導入など統一ルールを構築することで、情報の共有や改善の促進に寄与した事例を紹介する。
日本通運(株)東京航空支店国際貨物オペレーション部 成田輸出センター業務管理課 保科 彰子
航空貨物の物流センターで施設面の問題点や危険箇所を従業員から情報収集し、危険箇所を洗い出し、「危険マップ」を作成して注意喚起するとともに、チームで安全対策を実施している。「危険マップ」は作業開始前にチームごとに実施する危険予知活動にも活用している。
10時30分〜10時40分 休憩
愛知製鋼(株)鋼材設備課 第2保全係 津野 博幸
ヒヤリをリスク評価し改善を行う 「ヒヤリ発の本質安全化」により設備・作業の改善を進めるとともに、危険に気づく人、見抜く人を育成する「安全な人づくり」を進めている。これにより休業災害ゼロを19年間継続していることに加え、人材育成の時間短縮や作業手順書の改訂にも役立っている。
古河スカイ(株)製板事業部 日光工場製板課 小又 功
熟練作業者が減少していく中、技術の伝承を確実かつ効率的に実施することが急務である。多能工化を安全に進めるためには抜けがなく理解しやすい作業標準書とリスクの少ない設備作りを重視した活動を行っている。作業のビデオ撮影、工程分析、リスク評価を他設備作業者と合同で行っている。
東日本旅客鉄道(株)長野支社長野土木技術センター 安全指導科長(助役) 小林 幸平
我社では「安全ビジョン2013」を策定し、リスク評価による事故の未然防止に取り組んでいる。現場ごとに安全パトロールを実施し、パトロール実施者が自らその工事のリスクを洗い出し、リスク低減策を考える「工事現場安全パトロール」を展開し、安全意識の高揚を図っている。
トヨタ自動車(株)元町工場工務部グローバル推進室 浅野 芳秋
当工場では、災害ゼロを実現するため、従来実践してきた事後的な対策に加え、災害の未然防止を図る安全衛生マネジメントシステムの構築を目指した。災害の因果関係を論理的に分析、明確化するために統計的手法(SQC)を用いた「戦略的安全システム」の構築を図る取り組みを紹介する。
12時00分〜13時00分
(社)東京ガラス外装クリーニング協会 協会トレーナー兼労災防止指導員(東京労働局) 大山 博己
高所作業であるガラス外装クリーニング業務の労災防止のため、年間4回、東京労働局安全専門官に同行のもとガラス外装クリーニング作業における安全パトロールを実施している。その他、全国7協会で連携した労災防止の教育事業の統一化、作業基準の作成などの活動を紹介する。
九州旅客鉄道(株)熊本車掌センター車掌 長友 健太朗
「安全意識」「基本動作」「情報共有」「健康管理」「スキル」の五つの資質を高めることをテーマに、定例訓練において安全意識の向上やスキルアップ、ヒヤリハット情報の共有や作業にマッチしたチェック表の活用等により、社員に伝わり、社員が参画できる取り組みを実施している。
日本通運(株)中部重機建設支店プロジェクト事業所 主任 鵜飼 純一
熟練工から経験の浅い従業員へ知識を伝承するために定期刊行物(班長だより)の配布、特殊工具使用講習会の開催等を行い、個々に対する作業意欲の向上、不安全行動の撲滅を図り、全ての作業従事者が自信を持って安全作業に取り組むことができるよう目指した活動を報告する。
日産自動車(株)追浜工場工務部生産課 生田 寛季
ルール違反・省略行為等の原因は、「製造工程への部品供給遅れ」に対する不安という実態がアンケートより明らかになった。実際にはルール遵守による遅れは発生しないことを検証し、更に環境整備を実施することで職場の安全意識を改革し、ルールの遵守、安全第一を定着させた取り組みを紹介する。
14時20分〜14時30分 休憩
ミズノテクニクス(株) プロバットマイスター 久保田 五十一
イチロー、松井、バースなど名選手のバットを作った名人が、選手を支える職人の魂を、そして次の世代にその優れた技をどう伝えるかを語る。2003年現代の名工。
15時30分〜15時40分 休憩
九州旅客鉄道(株)鳥栖電力区電気係 玉井 亨
電車線設備の点検に使用する架線作業車を一般道からレールに載線する作業には、巻き込まれの危険が伴う。そこで作業時に危険と感じたことをヒヤリハット掲示板で共有して討議の資料等として活用するとともに、工具の改良やチェックにより、労働災害防止へ繋げる取り組みをしている。
日本通運(株)倉敷支店東鉄事業所東鉄Bチーム 寺阪 理
H型鋼をトレーラーに積む際、指を挟まれる事故が発生したため、対策として作業治具の改善を行った。さらに使用方法を作業者全員に徹底するため、マニュアルの作成と監督者による繰り返しの指導、作業方法の検討、作業手順のビジュアル化等で効果を挙げた事例を紹介する。
西日本旅客鉄道(株)米子支社 出雲保線区施設管理係 前東 崇史
新入社員には、すべての器具が初めて見るものばかりである。名称が分かっても、使用法やリスクを知らなければ労働災害は防止できない。近年、器具の取扱いミスや作業姿勢の不備による事故の発生傾向がある。使用方法やリスクを周知するため、安全姿勢マニュアルを作成した事例を報告する。