中災防国際センターメルマガ「I-OSHクラブ」(第009号)(2019.2.18) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★JISHA INTERNATIONAL OSH-Net CLUB (略称:I-OSHクラブ) (海外の安全衛生分野の最新情報を提供するメールマガジン) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中災防国際センターでは、海外の最新の安全衛生情報の提供や日系企業担当者等への安全衛生教育等を通じて、海外においても、労働災害のない職場、働く人が安全で健康に働くことができる職場を実現していただくためさまざまな支援を行っています。今後は、メールマガジン「I-OSHクラブ」を通じて、皆様に海外の安全衛生の情報を定期的に配信いたします。 ==== 目 次 ======================================================= ・ 【最新の海外の安全衛生情報のご案内】(中災防HP等へのリンク) ・ 【諸外国の労働基準監督制度】 ・ 【英IOSH「No Time to Lose運動(職業がん撲滅運動)」への支援を表明】 ・ 【2021年APOSHO日本開催のご案内】 ・ 【安全衛生に関するイベントのご案内】 ・ 【JETRO、スリランカに「健康経営」の考え方を導入、社会課題の解決へ】 ・ 【I-OSHクラブ メールマガジン登録のご案内】 ・ 【編集後記】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【最新の海外の安全衛生情報のご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 海外の行政機関等のウェブサイトにおける安全衛生情報を日本語に翻訳したり、日本の安全衛生情報を英語に翻訳し中災防ウェブサイトに掲載しています。タイトル下のURLをクリックすると、中災防ウェブサイト等の記事へリンクされます。 〇「フィリピンの労働災害発生状況(2003年-2015年)」(1月22日) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/201901_02.html 〇「フィリピンの労働災害発生状況(2013年及び2015年)」(1月8日) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/201901_01.html 〇「アメリカ合衆国労働省労働統計局は、2017年における死亡災害発生状況を公表」(1月8日) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/pdf/201901_02.pdf 〇「アメリカ合衆国労働省労働統計局は、使用者報告に基づく2017年における休業災害及び職業性疾病の発生状況を公表しました。」(1月22日) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/pdf/201901_01.pdf 〇「インドの労働災害統計(2005-2016年)」(12月20日) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/sougou/india2018.html 〇「インドネシアの労働災害統計(2005-2016年)」(12月20日) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/201812_06.html 〇「各国の労働者10万人当たりの死亡災害発生率の推移」(12月20日) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/statistics/pdf/transition_j.xls 〇「各国の労働者10万人当たりの死亡災害発生率の推移(英語)」(12月20日) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/statistics/pdf/transition_e.xls ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【諸外国の労働基準監督制度】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (独)労働政策研究・研修機構のウェブサイトに、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデン、韓国の労働基準監督官制度について掲載されています。 アメリカ:アメリカの労働基準監督官制度 ★詳細はこちら↓ https://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2018/04/usa.html イギリス:イギリスの労働基準監督官制度 ★詳細はこちら↓ https://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2018/04/uk.html ドイツ:ドイツの労働基準監督官制度 ★詳細はこちら↓ https://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2018/04/germany.html フランス:フランスの労働基準監督官制度 ★詳細はこちら↓ https://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2018/04/france.html スウェーデン:スウェーデンの労働基準監督官制度 ★詳細はこちら↓ https://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2018/04/sweden.html 韓国:韓国の労働基準監督官制度 ★詳細はこちら↓ https://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2018/04/korea.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2021年APOSHO東京開催のご案内】(第3弾) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アジア太平洋地域の安全衛生団体が加盟する「アジア太平洋労働安全衛生機構」(APOSHO:Asia Pacific Occupational Safety and Health Organization)の年次会議が下記のとおり、2021年の全国産業安全衛生大会(東京大会)と同時期に同所で開催することが決定されています。 開催日程:2021年10月26日(火)〜10月29日(金)(4日間) APOSHO年次会議の一部プログラムを東京大会の国際分科会として開催しますので、東京大会参加者の皆様も海外の最新の安全衛生情報を入手することができます。会場やプログラム等の詳細については、今後本メールマガジンでもお知らせしていきます。 ◆詳細はこちら↓ http://www.jisha.or.jp/international/exchange/aposho/index.html (プレスリリース) http://www.jisha.or.jp/media/pdf/20180705.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【英IOSH「No Time to Lose運動(職業がん撲滅運動)」への支援を表明】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 英国IOSH(英国労働安全衛生協会)は、職業がん撲滅運動である「No Time to Lose(一刻の猶予もない)運動」を始めました。職業性がんにより、毎年少なくとも74万2000人の命が失われていますが、多くはアスベスト、シリカダスト、ディーゼルエンジンの排気ガスなどの発がん性物質に起因する可能性があると言われます。そこで、この運動は職業性がんのリスクに対する意識を世界中で高めていくことを目的としており、中災防も英国IOSHが進めるこの運動への支援を以下のとおり理事長名で表明しました。 「中災防は、労働者を職業がんから守るため、「一刻の猶予もない」運動を支持します。職場において、発がん物質への暴露を防止することは、非常に重要なことです。そのために、この運動を推進することにより、多くの関係労働者に職業がんについての知識を持ってもらうことは効果的です。各国政府、関係団体、各国の企業が連携して、職業がんの根絶に向けて取り組み、成果を挙げることを祈念します。」(和訳) ★詳細はこちら(英国IOSH「No Time to Lose運動」ウェブサイト)↓ https://www.notimetolose.org.uk/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【安全衛生に関するイベントのご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 国際分野における企業の安全衛生活動支援のための安全衛生交流会やその他のイベント等についてご案内します。 ○「2019年度アジア安全衛生SAKURAプロジェクト」(対象国:ベトナム)の開催日が決定しました! 厚生労働省の補助事業として、本年度はベトナムにおける日系企業を対象に「アジア安全衛生SAKURAプロジェクト」を実施する予定です(次年度の補助事業となるため、正式には2019年4月に決定されます)。 支援内容について 1「国内における研修」(実施期間:11月25日(月)〜11月30日(土)) 日本の産業現場での実践活動のほか、全社的な取組みとして展開しているOSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)、リスクアセスメント、ゼロ災運動、5S、健康づくり等の取組みを伝え、海外進出日系企業の安全衛生担当者の能力向上を目指す現地語(ベトナム語)による安全衛生研修コースを日本国内で実施します。 2「海外における助言・指導」(2020年2月〜3月頃に専門家を派遣予定) 「国内における研修」を受講した受講生の現地企業において実施します(ホーチミン及びハノイ近郊の事業場を対象)。日本から専門家を現地企業に派遣し、現場の状況に応じた2〜3時間程度の安全衛生に関する指導・助言等を実施します。 費用について 国内研修実施時における受講生の往復渡航費及び滞在費等のみをご負担いただきます。 ◆詳細はこちら↓(詳細につきましては、4月にホームページに掲載します。) http://www.jisha.or.jp/international/co-ope/sakura.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【JETRO、スリランカに「健康経営」の考え方を導入、社会課題の解決へ】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 親日的なスリランカでは、「5S」や「カイゼン」といった、PDCAを回す日本型の経営手法が広く普及しています。また一方で、スリランカは国民全般の予防意識が低く、生活習慣病による死亡率も7割に上ると言われています。そこでJETRO(日本貿易振興機構)は、2016年11月より日本型の健康経営をスリランカ企業に普及、促進することで、従業員の予防意識を高め、生活習慣病を減らしていく活動を進めており、日系企業も同活動に参加しています(情報提供:Marimo5 Co., Ltd. CEO 大和茂氏)。 ◆詳細はこちら↓ ・海外初創設の日本型健康経営企業を顕彰する「スリランカ健康経営アワード」第1回受賞企業8社を決定(2019年02月14日 )(JETROウェブサイト) https://www.jetro.go.jp/news/releases/2019/def3586091695df5.html ・日本流"健康経営"が変える!スリランカの健康・予防意識(2018年04月12日)(JETROウェブサイト) https://www.jetro.go.jp/tv/internet/2018/04/d964998633bec2f6.html ・コロンボスタイル‐健康志向で変わるスリランカの食とオシャレ‐(2017年11月29日)(JETROウェブサイト) https://www.jetro.go.jp/tv/internet/2017/11/2f5541fd1c19ba43.html ・Marimo5 Co., Ltd.(タイやマレーシアなどにおいて日系企業等の従業員の生活習慣病の予防活動を展開している企業) https://www.marimo5.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【I-OSHクラブ メールマガジン登録のご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JISHA International OSH-Net Club(I-OSHクラブ)メールマガジンの登録を募集しています。興味のある方はどなたでも登録できますので、配信希望の方は、下記メールアドレスに、メールのタイトルを「メルマガ申込」として、(1)「登録したいメールアドレス」と(2)「会社名・部署」を記載の上、お申込下さい。なお、登録は何名でも登録可能です。 メールマガジン(I-OSHクラブ)申込先アドレス: kokusai@jisha.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 来日したインドネシアの日系企業の現地従業員の方から「GOANZENNI!」と声を掛けられました。海を越えた日本以外の国でもこの言葉が使われているとは本当に驚きでした。「ご安全に」は、その昔、ドイツの炭鉱夫たちの間で使われていた「ご無事で!(Gluckauf、グリュックアウフ)」という挨拶が由来とされています。昭和28年に住友金属工業で安全意識の高揚のために「ご安全に!」が使われ、その後、鉄鋼業界を中心に広がったと言われています。「今日も一日、安全に仕事をしよう!」と相手の無事を祈る気持ちが込められた言葉です。この言葉に込められた想いを大切にして、今後も使用していきたいと思います。(国際セ 住) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 海外の安全衛生に関するご相談や本メールマガジンの内容に関するご質問等につきましては、下記までご連絡下さい。 中央労働災害防止協会 技術支援部 国際センター 〒108−0014 東京都港区芝5−35−2 安全衛生総合会館6階 電話 03−3452−6297 FAX 03―3454−4596 メール kokusai@jisha.or.jp 国際センターウェブサイト http://www.jisha.or.jp/international/index.html ☆配信停止を希望される方は、件名に「配信停止」とご記入いただき、次のメールにご返信願います。 → kokusai@jisha.or.jp