中災防国際課メルマガ「I-OSHクラブ」(第027号)(2022 3.31) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★JISHA INTERNATIONAL OSH-Net CLUB (略称:I-OSHクラブ) (海外の安全衛生分野の最新情報を提供するメールマガジン) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中災防国際課では、海外の最新の安全衛生情報の提供や日系企業担当者等への安全衛生教育等を通じて、海外においても、労働災害のない職場、働く人が安全で健康に働くことができる職場を実現していただくためさまざまな支援を行っています。メールマガジン「I-OSHクラブ」を通じて、皆様に海外の安全衛生の情報を定期的に配信いたします。 ==== 目 次 ======================================================= ・【新年度の安全衛生に関するイベントのご案内】 ・【最新の海外の安全衛生情報のご案内】(中災防HP等へのリンク) ・【4月28日は世界労働安全衛生デーです】 ・【WHOとILOが医療従事者の安全衛生を強化するガイド】 ・【韓国雇用労働部、「重大産業災害」の解説書を配布】 ・【フィリピン保健省、メンタルヘルス向けのアプリをリリース】 ・【海外安全衛生相談コーナー】(新設コーナー) ・【JICAを通じた労働安全衛生分野の途上国支援について】 ・【海外進出安全衛生情報交流会等における発表者募集のご案内】 ・【新入職員の紹介】 ・【I-OSHクラブ メールマガジン登録のご案内】 ・【編集後記】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【新年度の安全衛生に関するイベントのご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 国際分野における企業の安全衛生活動支援のための安全衛生交流会やその他のイベント等についてご案内します。 ○「第16回 海外進出 安全衛生担当者情報交流会」(無料)(8月頃) ○「第17回 海外進出 安全衛生担当者情報交流会」(無料)(来年1月頃) 海外展開を図る企業の安全担当者等へ現地の最新の安全衛生情報の提供と担当者間のネットワーク構築の場を提供します(厚生労働省補助対象事業)。詳細は決まり次第、本メールマガジン及びホームページで案内いたします。 ★詳細はこちら(第15回まで)↓ https://www.jisha.or.jp/international/exchange_communication/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【最新の海外の安全衛生情報のご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 海外の行政機関等のウェブサイトにおける安全衛生情報を日本語に翻訳したり、日本の安全衛生情報を英語に翻訳して、中災防ウェブサイトに掲載しています。タイトル下のURLをクリックすると、中災防ウェブサイト等の記事へリンクされます。 ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/index.html 最近のおもな記事は以下のとおりです。 〇ドイツの労働安全衛生制度(更新) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/sougou/germany.html 〇ポーランドの労働安全衛生制度(更新) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/sougou/poland.html 〇オランダの労働安全衛生制度(更新) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/sougou/netherlands.html 〇中国の2021年における死亡労働災害 ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/pdf/202203_01.pdf 〇ベルギーの労働災害発生状況(2009-2019年) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/202202_02.html 〇フィンランドの労働災害発生状況(2009-2019年) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/202202_03.html 〇スイスの労働災害発生状況(2009-2019年) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/202202_04.html 〇米国の死亡災害発生状況(2020年) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/pdf/202201_02.pdf 〇英国の労働災害発生状況(2020年度) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/pdf/202201_01.pdf 〇マレーシアの労働災害発生状況(2015-2020年) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/202201_01.html 〇日欧米における労働者10万人あたりの労働災害発生率(2019年) ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/statistics/pdf/non_fatal_rate_2019j.xls 〇海外における建設業の安全衛生管理(報告書)(建災防へのリンク) ★詳細はこちら↓ https://www.kensaibou.or.jp/safe_tech/international_exchange/safety_and_health_management_of_overseas_construction_industry.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4月28日は世界労働安全衛生デーです】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ILOは労働災害や職業病の防止/予防の大切さに注意を喚起するために4月28日を「世界労働安全衛生デー」(World Day for Safety and Health at Work)と定め、世界的な啓発キャンペーンを実施しています。 2022年の世界労働安全衛生デーのテーマは、「前向きな安全衛生文化を構築するために一緒に行動しよう。」(仮訳)です。 (テーマ英語原文:Act together to build a positive safety and health culture) ★詳細はこちら↓(ILOへリンク) https://www.ilo.org/global/topics/safety-and-health-at-work/events-training/events-meetings/world-day-safety-health-at-work/WCMS_836801/lang--en/index.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【WHOとILOが医療従事者の安全衛生を強化するガイド】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ WHOとILOは、COVID-19の大流行が医療従事者に極度の負担を与え続ける中、強力な労働安全衛生プログラムを開発 ・ 実施するための新しいガイドを発表しました。 ★詳細はこちら↓(WHO協会へリンク) https://japan-who.or.jp/news-releases/2202-39/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【韓国雇用労働部、「重大産業災害」の解説書を配布】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2022年1月29日までに施行された重大災害処罰法のうち、「重大産業災害」に関する解説書が昨年11月より公表されています。 ★詳細はこちら↓(JETROへリンク) https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/11/36ac74960af5fae2.html 雇用労働部のウェブサイト外部サイト http://www.moel.go.kr/news/enews/report/enewsView.do?news_seq=12919 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【フィリピン保健省、メンタルヘルス向けのアプリをリリース】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ フィリピンでは、省令(DO No.208, Series of 2020)により国内の公的機関を除く全ての企業、事業所を対象としてメンタルヘルス対策を義務付けられており、企業が省令に反する行為を行った場合は罰則が科せられます。それに伴い、昨年10月にフィリピン人のメンタルヘルスとセルフケアのための初めてのモバイルアプリケーション「Lusog-Isip」をリリースされました。 ★詳細はこちら↓(ジェトロへリンク) https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/10/690662d214dd6367.html https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/03/77ab59c5549c9c69.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【海外安全衛生相談コーナー】(新設コーナー) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 海外の安全衛生に関する質問についてお答えするコーナーです。当面は、2月14日に開催しました海外進出安全衛生情報交流会でご参加の皆様からいただいた質問等を中心にお答えします。 Q.海外の人力運搬の重量基準について教えて下さい。 日本・・・男性(満18歳以上)は体重のおおむね40%、女性(満18歳以上)は、男性が取り扱う重量の60%程度 タイ・・・男性55kg、女性及び15-18歳男性25kg フィリピン・・・男性50kg、女性25kg ILO・・・男性55kg、女性については男子労働者について許される最大重量を相当に下回るものであるべき。 欧米等の多くの国々では、重量制限の明示はありません。 ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/202202_08.html Q.海外の墜落防止措置の主な高さ基準について教えて下さい。 日本・・・2m フィリピン・・・2m ベトナム・・・2m マレーシア・・・3m オーストラリア・・・2m アメリカ ・・・一般産業の職場では4フィート(1.2m) ・・・造船所では5フィート(1.5m) ・・・建設業では6フィート(1.8m) ・・・ロングショアリング操作(港湾運送)では8フィート(2.4m) イギリス・・・明示撤廃 ★詳細はこちら↓ https://www.jisha.or.jp/international/topics/202202_06.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【JICAを通じた労働安全衛生分野の途上国支援について】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中災防では、国際協力機構(JICA)からの委託を受け、途上国の行政官等を対象とした労働安全衛生分野の技術協力を行っています。本年度の複数の国を対象とした課題別研修「労働安全衛生政策向上」の様子がJICAのホームページに掲載されました。 ★詳細はこちら↓(JICAへリンク) https://www.jica.go.jp/tokyo/topics/2021/dnb8qn0000002qzy.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【海外進出安全衛生情報交流会等における発表者募集のご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中災防では、海外進出安全衛生情報交流会等の場で、海外における日系企業の安全衛生活動の事例等をご発表いただける事業場を募集しています。発表にご興味のある方は、発表可能なテーマをお書きの上、事務局(kokusai@jisha.or.jp)までメールにてご連絡下さい。後日、事務局からご連絡を差し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【新入職員の紹介】(太田郁子) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昨年11月から国際課に勤務しております。至らぬ点も多々あるかと存じますが、皆さまと中災防の橋渡しとなるべく注力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。コロナ禍になって2年以上。マスク生活にも慣れ、最近マスク無しで顔出しすることに抵抗があるのは私だけでしょうか。先日、10年ぶりにパスポートを更新した際、マスク無しの写真撮影が久しぶりで気恥ずかしいような戸惑いを感じました。2020年1月初旬に韓国を訪れてから今日まで、国内も含めて旅行の機会は一度もありませんでした。今年こそ、「行きたい時に行きたい場所へ」自由に行き来できる日常が戻ってくることを願っています。(太田) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【I-OSHクラブ メールマガジン登録のご案内】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JISHA International OSH-Net Club(I-OSHクラブ)メールマガジンの登録を募集しています。興味のある方はどなたでも登録できますので、配信希望の方は、下記メールアドレスに、メールのタイトルを「メルマガ申込」として、(1)「登録したいメールアドレス」と(2)「会社名・部署」を記載の上、お申込下さい。なお、登録は何名でも登録可能です。 メールマガジン(I-OSHクラブ)申込先アドレス: kokusai@jisha.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 駅のホームドアが日本で初めて設置されたのが1974年(昭和49年)であるらしい。遡ってその13年前の1961年に旧ソ連のレニングラード地下鉄で世界で初めてホームドアが設置されたとのことである。一方、アメリカのニューヨーク市地下鉄(MTA)では、最近になり ホームドアの設置調査がようやく開始された。これはホーム上におけるヘイトクライムや犯罪が増えたことが背景にあるらしい。設置には駅の老朽化の問題や莫大な費用の問題があるというがこの落差には少し驚いた。しかしながら、MTAの名誉挽回のためにお伝えするとNYの駅では以前より指差し呼称が実施されているという。外務省が作成した指差し呼称を紹介した動画にもその一端が紹介されている(https://youtu.be/zDURMM0DYCM)。真実は如何に!?。機会があれば渡米の際に確認したい。(住)。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 海外の安全衛生に関するご相談や本メールマガジンの内容に関するご質問等につきましては、下記までご連絡下さい。 中央労働災害防止協会 技術支援部 国際課 〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館6階 電話 03-3452-6297 FAX 03-5445-1774 メール kokusai@jisha.or.jp 国際課ウェブサイト 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