
第65回(平成18年度)全国産業安全衛生大会 衛生部会
労働衛生管理活動分科会
会場 りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)劇場(新潟市一番堀通町3−2)
交通 会場循環シャトルバス「新潟県民会館」下車
9月21日(木)のプログラム
- 9時30分 開始
1.衛生管理と疾病予防先取りへの取り組み
Jマテ. ホールディングス(株) 総務グループ副ゼネラルマネージャー 鹿住 昌弘
平成17年の事業分社に伴い、メンタルヘルス対策も含めた安全衛生管理への全グループを挙げた6年間の取り組みを報告する。
- 9時55分
2.災害性腰痛対策の実施とその効果について
凸版印刷(株)エレクトロニクス事業本部 新潟工場新潟診療所 小野ミドリ
当社検査工程では、腰痛対策として取り入れたストレッチ体操を、ミスの多い時間帯にも実施して、クレーム発生件数を1/3以下に減らすことができた。
- 10時20分
3.健康管理支援システムを活用した事業場支援
(社)新潟県労働衛生医学協会 健康づくり推進部保健指導課係長 秋保由紀子
事業場の健康管理業務をサポートするソフトとして、ウェルネスサポートⅡを開発した。その内容および活用事例について紹介する。
- 10時45分〜10時55分 休憩
- 10時55分
4.たばこ対策の取り組みと現状
北海道旅客鉄道(株)札幌鉄道病院 保健管理部保健師 宮本 貴子
JR北海道の社員の喫煙率は高い。これまで職場内での喫煙方法や禁煙を指導してきた。喫煙率は低下しているが、更なるたばこ対策の推進を図っている。
- 11時20分
5.札幌市職員における喫煙暦と悪性腫瘍の関係
札幌市職員共済組合健康管理センター 所 長 林 俊之
札幌市職員の悪性腫瘍による休務・休職者と喫煙の関係を調査した。このことにより、喫煙の悪性腫瘍発症の危険性を自己認識する資料とした。
- 11時45分
6.東北電力(株)新潟支店喫煙対策の取り組み
東北電力(株)新潟支店 企画管理部門人財部長 三澤 克
東北電力(株)新潟支店として取り組んできた喫煙対策について、禁煙セミナーや産業医対話等具体的な活動を通しての成果を報告する。
- 12時10分〜13時00分 昼休み
- 13時00分
7.健診結果をシールに印刷し手帳に貼って活用
(財)同友会 藤沢湘南台病院健康管理センター 鈴木 忠能
健康の維持や保健指導に必要な健診結果の保存方法と見やすさを追求したところ、結果を印刷したシールを手帳に貼って保存することにしたので報告する。
- 13時25分
8.睡眠呼吸障害調査に基づく健康指導について
日立アプライアンス(株)清水事業所 健康管理センター長 松下 兼弘
当事業所における睡眠呼吸障害の有病率は欧米の報告と同程度であるが睡眠呼吸障害は年齢、BMI、胸囲、腹囲が増加するに従い比例している。
- 13時50分〜14時00分 休憩
- 14時00分
9.有資格者の協働アセスメントで快適職場形成
松下電器産業(株)照明社部品SBU主任技師 児玉 吉弘
衛生管理者、特定化学物質作業主任者と労組代表が核となり、水銀取り扱い職場導入アセスメントおよび衛生工学的設備審査を経て、快適職場環境に成功。
- 14時25分
10.安全体力機能テストへの取り組み
JFEスチール(株)西日本製鉄所(倉敷地区) 労働人事部倉敷安全衛生室 乍 智之
社員の高齢化に伴い、体力低下が起き、それが原因で転倒、転落などの災害が懸念される。災害防止や健康維持の観点から安全体力機能テストを実施している。
- 14時50分〜15時00分 休憩
- 15時00分
シンポジウム 衛生管理者の役割と衛生委員会の活性化 〜改正労働安全衛生法の視点から〜
講師 |
BSH安全衛生のバトン研究会代表 |
菊池 昭 |
新日本製鐵(株)人事・労政部部長 |
安福 慎一 |
助言者 |
厚生労働省安全衛生部労働衛生課長 |
阿部 重一 |
司会 |
中災防技術支援部次長 |
福澤 義行 |
- 16時40分 終了
*引き続き、メルパルク新潟2階「チェルシー」において「全国衛生管理者情報交流会」を行います。
お申込みは交流会のご案内をご覧下さい。
9月22日(金)のプログラム
- 9時30分 開始
11.残業時間削減の取り組み
田辺工業(株)青海支店安全管理係長 本田 節夫
仕事の波による残業時間が高く推移している。過重労働による健康障害の防止、健康でゆとりのある生活等を目指して、残業時間削減に取り組んだ。
- 9時55分
12.神奈川の衛生管理者交流の取り組み
(社)神奈川労務安全衛生協会 衛生管理推進委員会委員長 前田 啓一
労働衛生管理の内容も多様化、専門化が進み、衛生管理者としての役割が期待されている。神奈川の衛生管理者の情報交換と相互研鑚を図る取り組みを報告。
- 10時20分
13.健診における診断精度の必要性の提唱
(独)労働者健康福祉機構 宮崎産業保健推進センター所長 小岩屋 靖
健診結果の精度が高いことは必須だが、十分ではないように思える。WPW症候群の心電図自動診断の精度検定の経験を通して、診断精度の重要性を提唱。
- 10時45分〜10時55分 休憩
- 10時55分
14.大規模広域災害時の危機管理(医療活動)
(財)小千谷総合病院理事長 横森 忠紘
中越大地震で壊滅的被害の中、ライフライン断絶の当院で、入院患者の安全を確保、救急外来に対応した職員について報告、リスク管理についても言及する。
- 11時20分
15.全豊田健康管理部会における過重労働対策について
(株)ジェイテクト安全衛生環境管理部 総括産業医 福井 明
全豊田健康管理部会では、分科会を設置して過重労働対策を検討し、「全豊田過重労働健康管理対策ガイドブック」を作成した。その取り組みを報告する。
- 11時45分
特別報告 事業場における過重労働対策の取り組みについて 〜衛生委員会における取り組みなど〜
三菱化学(株)鹿島事業所事務部人事グループ健康管理担当マネージャー 武田 繁夫
改正労働安全衛生法による過重労働対策、過重労働による健康障害防止のための総合対策を踏まえ、衛生委員会の活用等事業場での取り組み事例を報告する。
- 12時25分 終了
健康づくり分科会
会場 りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)コンサートホール (新潟市一番堀通町3−2)
交通 会場循環シャトルバス「新潟県民会館」下車
9月21日(木)のプログラム(この日のみの開催)
- 9時30分 開始
1.運動習慣定着に向けた健康づくり活動
東北電力(株)新潟支店 企画管理部門(人財G) 大野 玲子
運動習慣定着に向けた健康づくり活動により、運動習慣の定着、健診データの改善等が見られた。その成果について報告する。
- 9時55分
2.工場給食改善の取り組み(減塩対策)
ダイハツ工業(株)滋賀(竜王)工場 総括・安全衛生室担当員 藤野 良輔
工場給食について、成人病予防の観点から従業員、給食会社、産業医が三位一体となって取り組んだ減塩・低カロリー化等の健康メニューづくりを紹介。
- 10時20分
3.目標設定によるチャレンジウォーキング
(株)NTTネオメイト名古屋 中央営業支店企画担当主査 長田 基
1日の歩数および体重、ウエスト等の削減を参加者が目標設定するチャレンジウォーキングに取り組み、健康増進と支店内活性化を推進している。
- 10時45分〜11時00分 休憩
- 11時00分
4.当社における新糖尿病コントロールシステム
トヨタ自動車(株)安全健康推進部 メディカルサービス室 田口 妙子
糖尿病対策の一環として教育入院を中心としたコントロールシステムを考案。社内事業所での試行を実施、有効性の検証を行い、システムの導入を図った。
- 11時25分
5.THP活動における継続実施の効果について
(社)新潟県労働衛生医学協会 健康づくり推進部THP推進課係長 田代 稔
THPを継続的に実施することにより、生活習慣および検査データの経年的な変化について調査し、その効果について報告する。
- 11時50分
6.職場における生活習慣病改善の取り組み
日産自動車(株)追浜工場 日産自動車健康保険組合追浜地区健康推進センター看護師 平山 佳子
生活習慣病の改善対策として、10年間にわたり職場と一体となって取り組んでいる、三位一体活動の成果を報告する。
- 12時15分〜13時30分 昼休み
- 13時30分
実践事例報告
中小規模事業場健康づくり事業(THPステップアッププラン)におけるモデル事業場の実践事例
中災防健康確保推進部
中災防が、厚生労働省の委託を受けて実施しているTHPステップアッププランの実施内容及び成果等について、モデル事業場における実践事例を中心に紹介する。
- 14時15分
7.快適な職場を目指した安全衛生活動
富士ゼロックス(株)岩槻事業所 岩槻総務部部長 秋山警一郎
快適な職場を目指し、産業医による全員面談、安全衛生サーベイ活動とその改善事例、喫煙対策、健康イベントや食事改善の健康活動等の取り組みを報告。
- 14時40分
8.肥満改善教室の取り組み
JFEスチール(株)西日本製鉄所(倉敷地区) 労働人事部倉敷安全衛生室 森岡 真美
肥満改善教室を実施し、実践的な運動指導、食事指導、オリジナルの記録表など工夫したことで、成果を挙げることができた。その内容、結果を報告する。
- 15時05分〜15時20分 休憩
- 15時20分
講演 歩いて治すメタボリックシンドローム
ウオーキング医科学研究所所長 医学博士 泉 嗣彦
歩けば病は治る! しかし問題は、いかに歩くことを習慣化するか?
人間ドックの医師として生活習慣病対策に取り組んだ講師が、実践研究の成果を、事例を交えて紹介する。
- 16時30分 終了
*メルパルク新潟5階「シェル ブルー」において「働く人の健康づくり全国交流会」を行います。
お申込みは交流会のご案内をご覧下さい。
メンタルヘルス分科会
会場 りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)コンサートホール(新潟市一番堀通町3−2)
交通 会場循環シャトルバス「新潟県民会館」下車
9月22日(金)のプログラム(この日のみの開催)
- 9時30分 開始
1.職業的アイデンティティと精神健康度との関連
(社)山口県労働基準協会下関支部 宗近 悠子
雇用環境の変化・職業的アイデンティティ・精神健康度を調査分析した。勤労者の精神健康度を保つには職業的アイデンティティを高めることが示唆された。
- 9時55分
2.休職からの職場復帰体制の現実と課題
(独)労働者健康福祉機構大阪産業保健推進センター 相談員 井上 幸紀
精神障害からの復職方法が確立されていないため、企業約1,200社に現状のアンケート調査を行った。一定の復職支援体制を有する企業は少なかった。
- 10時20分
3.事業場外資源のメンタルヘルス教育の取り組み
(財)新潟県健康開発財団保健師 佐藤 裕子
事業場外資源としてメンタルヘルスケアの支援を行っているが、その活動報告とアンケート結果をもとに今後の課題、役割について考察したので報告する。
- 10時45分〜10時55分 休憩
- 10時55分
4.はたらく人の心の健康相談ネットワーク
(独)労働者健康福祉機構栃木産業保健推進センター 所 長 松井 寿夫
事業場のメンタルヘルス相談体制支援のため、相談機関や精神科医、事業場との相互の連携を図る「はたらく人の心の健康相談ネットワーク」を構築した。
- 11時20分
5.企業におけるメンタルヘルス活動の取り組み
亀田製菓(株)総務課主任 阿部 敏之
心の健康づくり計画の策定から、最近の職場復帰支援の取り組みまで、企業におけるメンタルヘルス活動の取り組みについての事例。
- 11時45分
6.震災時の心の健康管理
パナソニックコミュニケーションズ(株) 保健師 小坂智恵子
平成16年に発生した新潟県中越大震災の際に、心的外傷後ストレス障害(PTSD)発生予防のために展開した健康管理活動について報告する。
- 12時10分〜13時10分 昼休み
- 13時10分
実践事例報告 メンタルヘルス対策支援事業の職場に おける活動上の着目点
ケイ・エイチ・アール(株)代表取締役 小林 幸博
支援専門家として事業場の具体的要望の把握の方法及び支援結果の効果、また、担当者及び経営トップの意識改革による効果の事例について紹介する。
- 13時45分
7.メンタルヘルスケアシステム構築の調査研究
(社)日本自動車車体工業会 (社)日本自動車部品工業会
安全衛生合同分科会会長(トヨタ車体(株)安全衛生部主査) 広井 正和
メンタルヘルスケアに関する会員会社の実施内容細部を調査・研究した結果から、システム構築を進める企業に具体策を提示する。
- 14時05分〜14時15分 休憩
- 14時15分
シンポジウム
職場におけるメンタルヘルス対策の推進について 〜新しいメンタルヘルス指針の視点から〜
講師 |
富士ゼロックス(株)全社産業医 |
河野 慶三 |
京都文教大学人間学部臨床心理学科教授 産業精神保健研究所所長 |
島 悟 |
三菱重工業(株)人事部安全衛生グループ主席部員 |
北村 尚人 |
助言者 |
厚生労働省安全衛生部労働衛生課 主任中央労働衛生専門官 |
古田 勲 |
司会 |
中災防健康確保推進部メンタルヘルス推進センター所長 |
篠崎 典良 |
- 16時00分 終了