会場 アクロス福岡 シンフォニーホール 福岡市中央区天神1-1-1
交通 地下鉄空港線天神駅から徒歩約3分
東京ガス(株)人事部安全健康福利室 小笠 奈都美
トータル・ヘルス・プロモーション(THP)の取り組みとして、生活習慣病の予防を目的に行うウォ−キングキャンペーンを紹介する。通勤、昼休みに歩けるコースを社員に紹介するとともに、健診時には全社員を対象に加速度計を用いた身体活動量の測定と、その結果のフィードバックを行っている。
住友ゴム工業(株)人事総務部 健康管理センター 看護師・保健師 小岩 あゆみ
特定健診の影に隠れ、40才未満の肥満者への介入が後まわしになってはいないだろうか。若年層の肥満は、将来高い確率で疾病を引き起こす。まだ健康への意識が薄い若年層へ、どのように早期介入し、継続的なフォローにつなげていくか。その取り組みについて報告する。
東京急行電鉄(株)鉄道事業本部 運転車両部元住吉車掌区 主任車掌 市川 博
社内の安全衛生モデル職場として、「心と体の健康について」をテーマに、職場に体重計や血圧計を設置、監督者の積極的な声掛け等、保健面を重視した職場づくりが成果をあげている。職場内の活性化と区員同士の交流で、健康で明るい職場づくりを目指した活動を紹介する。
10時30分〜10時40分 休憩
(株)東芝 北九州工場総務部健康支援センター 保健師 坂上 真弓
職域において、メンタルヘルスおよびメタボリックシンドロームの問題が顕在化しており、それらへの対策が重要課題となっている。当工場では、運動習慣がない従業員でも、楽しみながら参加できるウォーキングプログラムを開催し、心身両面への有効性を検証したので報告する。
(財)福岡労働衛生研究所 健康増進部 健康運動指導士 中村 有希子
THPデモンストレーション事業の3年間の実績(参加延事業所数57社、人数1473名)を報告する。健康への関心の高まりから「集団型健康指導」より「個別健康指導」を希望する事業所が多かったが、メンタルヘルスを希望する事業所は少なく、今後の労働者の健康づくりの課題が見えた。
11時20分〜11時30分 休憩
関西大学 社会安全学部 准教授 中村 隆宏
高年齢労働者が加齢とともに変化する自らの身体的特性をどのように捉えるかは、災害リスクを低減させる上で重要である。このため高年齢労働者自らが災害リスクを認識できるセルフチェック票を作成し、その有用性について検討したので、報告する。
12時00分〜13時00分 昼休み
東日本旅客鉄道(株) JR東日本健康推進センター保健看護室 保健師 小川 恵美
特定保健指導対象外の若年社員数は当社全体の45%と約半数を占め、25歳からBMIも増加傾向にあることから、希望する若年社員にダイエット教室を実施した。グループワークや保健指導により意識を変え、目標を実践し、6ヶ月の継続的支援を行った結果を報告する。
日本郵政(株)首都圏郵政健康管理センター健康支援室 藤田 真理子
健診の質問票の結果から、運動習慣がある社員は少ないことがわかったため、歩くことの楽しさを実感してもらい、運動の習慣化の一助となるようにウォーキング教室を実施した。効果的に実践するため、事前に講習を行い、その後、コースに出て正しい姿勢で歩くという内容で実施している。
JFEスチール(株)西日本製鉄所(倉敷地区)労働人事部 倉敷安全衛生室ヘルスサポートセンター 小川 和歌子
平成21年より特定保健指導「3Y(予防・余肪・輿望)セミナー」を開始し、保健師と運動トレーナーが連携して指導を実施している。積極的支援対象者だけではなく、若年者へのフォロー等、弊社独自の支援基準対象者への取り組み内容やその成果、今後の課題について報告する。
14時00分〜14時10分 休憩
あだち健康行動学研究所 所長 足達 淑子
習慣変容の鍵を握る本人の自覚とやる気をどう促すか。そして、そのための具体策は?人の心理・行動特性を踏まえた行動科学的アプローチについて述べる。
15時10分〜15時20分 休憩
東海旅客鉄道(株)健康管理センター 保健師 大村 晃代
メタボリックシンドロームの主な原因である生活習慣の偏りには意識の改善が重要と考えた。特定保健指導の取り組みを、全社的な意識を高めてもらう好機として捉え、参加者の生活習慣の変化と体重・腹囲の減少といった改善効果との関係を考察し、今後の支援方法について検討した。
(財)淳風会健康管理センター総合健診部 運動指導課 中嶋 里沙
(株)クラレ倉敷事業所で、THPデモ事業を活用したメタボ改善に取り組んだ。無関心期や40歳未満のメタボ該当者も含む対象者に体組成計で動機付けと効果測定を行い、3ヶ月後の評価では、83%の人が減量に成功した。目的と重要性を認識すれば、自ら工夫する様子も見受けられた。
近畿地区THP推進交流会 健康価値創造部会(原子燃料工業(株)熊取事業所) 坂上 義満
近畿地区 THP推進交流会の研究活動を行う健康価値創造部会(企業の健康づくり担当者で構成)が、「企業ニーズにあった健康づくり活動の推進」をテーマとして活動した成果を報告する。現場で活用できるツールに関して開催した勉強会や、モデル職場でのツールを用いた実践事例を紹介する。
パナソニック健康保険組合健康づくり推進室 室長 阪本 善邦
全グループ従業員を対象に10年計画で、会社、労働組合、健保組合の三位一体による健康づくり運動「健康パナソニック21」を行った。生活習慣病、喫煙、メンタルヘルスの3対策で、肥満と喫煙の減少、分煙対策とメンタルヘルス教育の改善等がみられ、一次予防活動が定着しつつある。
★ THP(心とからだの健康づくり)
Total Healthpromotion Planの頭文字です。